笑の大学(2004年) | 勝手に映画紹介!?

笑の大学(2004年)


【鑑賞日:2004年11月1日】

書くのが遅くなったが、今月の映画の日に鑑賞した作品…「笑の大学」。三谷喜幸の同名舞台を、映画化したもの。ストーリー自体は、既に舞台で実証済…傑作と言われるだけあって、脚本の完成度は高いです。ただし…クライマックスや、映画用に加えられた屋外のシーンはとってつけたようなわざとらしさが逆に目立つ。

三谷幸喜の脚本でなかったら、ぜったいすべっていそうな、スレスレのギャグも山ほど出てくる。本当にくだらないのだが…役所広司のセリフまわしなどにも助けられて、思わず鼻で、「フン」と笑ってしまう。決して大爆笑じゃない…くだらなさだ。

三谷脚本なので、自然と過剰な演技になっていくのはわかるし、そういう演出を心がけているのだろう。さすがに役所広司は、オーバーアクションも自然にこなし、嫌味は全く感じないのだが、対する稲垣吾郎は完全に力不足。メインキャストが二人だけなので、余計に稲垣のわざとらしい演技が鼻につく。

全くの素人考えだが…あの脚本家の役は三谷作品常連の唐沢寿明にでも、演じてもらった方が…充分に役所広司に渡り合えたはず。


監督:星護 脚本:三谷喜幸
出演:役所広司 稲垣吾郎


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