ある閉ざされた雪の山荘で(2024年) | 勝手に映画紹介!?

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年)

ある閉ざされた雪の山荘で

 

本日、前から決まっていた治療を行うため、母親が入院…当初は今日を含めて2箔3日の予定だったが、3泊4日になるかもしれない。特に付き添いなどが生じるわけではないのだが(入退院時は付き添う)、明日の治療結果で、退院日が決定するので、その連絡を待ったりしなきゃいけなくて…それなりに制約もあったり、ちょっと落ち着かない。さすがに今日の夜は…もう何もすることがないので、家事を片付けて、映画を1本。アマプラの見放題で配信開始になってた「ある閉ざされた雪の山荘で」を鑑賞…あれ、これって今年になって公開さればかりだよな?

 

劇団“水許”のメンバー、本多雄一、雨宮恭介、田所義雄、中西貴子、元村由梨江、笠原温子の元へ演出家・東郷陣平より、新作舞台の最終オーディションへの参加を報せる招待状が届き…6人は指定された貸別荘へやって来た。そこにはもう1人、久我和幸というフリーの役者が待っていて、合計7人がオーディション参加者だった。やがて東郷からのメッセージで“大雪で閉ざされた山荘”という架空のシュチエーションを与えられた7人…演技で競う会うことになったのだが、参加者の1人が姿を消したのを機に、1人…また1人と参加者たちが消えていく!

 

東野圭吾原作の同名ミステリーを映像化したそうだが…原作未読。もともと東野圭吾の小説はあまり読んでなくて(今まで5~6冊かな)、映像化されれば、それなりに見ている方なんだけど…正直、イマイチなものも少なくなかった。たまに面白いもの、好みのものもあったけど…ハズレの方が多かった印象。今回は、オーディションと称して貸別荘に集められた舞台俳優たちが、演技合戦をすることになるも、メンバーが次々と消えていく。当初はただの行方不明、オーディションに脱落した結果などと思われていたが…途中で殺人の痕跡らしきものが見つかる。

 

もしかして、本当に殺されているんじゃないか?劇団関係者にありがちな、ドロドロな人間関係も影響…常日頃抱いていた感情なんかも爆発させながら、お互いに疑心暗鬼になり、お前が犯人だ、いやお前こそ犯人だろと、醜い争いに発展していく。1人だけいる正規の劇団メンバーじゃないヤツの言動が最初から怪しいのだが、パターンからいけば…怪しく見えるだけで、絶対に犯人じゃないんだろうなと推測。案の定…デリカシーなくズカズカと相手の懐に飛び込んでいく、探偵ポジのキャラクターであった(笑)どうやらコイツが主人公なのか?ジャニタレらしい。

 

劇団、舞台役者ということで…どうせ演劇オチでしたってことなんだろうなというのも、ある程度、想像がつく…さすがに素人が考えたレベルのオチがそのまんまだったら、ミステリーとしてどうなのよとなってしまう。なので、そこはもう少し複雑なネタが仕込んであったけど…正直、肩透かしは否めない。基本“嵐の山荘、誰もいなくなった”なんだが…ちょうど、映像化不可能と言われた綾辻行人の「十角館の殺人」を映像化したHuluのドラマを見たばかりだったので…人間ドラマ、事件の発端に似ているところはあったけど、ミステリー的な仕掛けに物足りなさがあった。

 

あとね、これは舞台俳優というもともとの設定からきている演出であり、出演者自身の演技プランなんだろうけど…文字通り“芝居がかった演技”が鼻につき、イラっとさせられるとこがあった。特に苦手だったのが…事件のキーパーソンになる“あの女優さん”かなと。“鬼気迫る演技をする役者”の演技なんだと思うけど…生理的に苦手だったなぁ。たぶん演技が巧いんだろうし、演出も的確なんだろうけど…普段、あまり舞台・演劇を見ないので、その辺の面白さも伝わってこなかった。東野作品としては、「天空の蜂」や「疾風ロンド」よりはぜんぜんまともでしたよ(笑)

 

 

監督:飯塚健

出演:重岡大毅 間宮祥太朗 中条あやみ 岡山天音 西野七瀬 堀田真由 戸塚純貴 森川葵 大塚明夫(声)

 

 

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ある閉ざされた雪の山荘で

ある閉ざされた雪の山荘で






 

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