ブログネタ:オリンピック、思い出のシーンは?
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昔々ですが、冬期オリンピックの入場行進を見ていて、順番にアナウンスされていく国名を聞いていたら
「ジャマイカ」
と言われ、
「は? ジャマイカ? ジャマイカ?!」
と何度も自分で声に出して繰り返しつつ、アナウンスと自分のどっちを疑うべきか迷ったことがあります。
だってあなた、ジャマイカですよ。
常夏の島じゃないですか。
それが冬期オリンピックに一体なんの用よ?!
その時はたぶん自分の耳を信じなかったんだとみえて、ジャマイカのことはすぐに忘れてしまいました。
後年、「クール・ランニング
」という映画を見て、やっとそれが事実だったということを納得した次第。
夏季だと何といっても忘れられないのは1996年アトランタオリンピックで、サッカー男子がブラジルに勝利をおさめたこと!!
これはリアルタイムで試合を見ていて、何度もブラジルのシュートが放たれるのに、川口があたかも神が乗り移ったが如きスーパーセーブを連発し、そのたびに「うお~!」だの「ぎゃ~!」だの怒号をあげて息を切らしてましたわ。この時の川口、たぶん彼の生涯を通じても最高のセーブだったのだと思います。
とにかく、あのブラジルのシュートが一本も入らない!
川口のセーブだけじゃなく、ゴールポストまでがこの試合では日本の味方をしてましたね。
このまま、ブラジルと引き分けでも快挙だと思っていたのに、後半、なんと日本のシュートがブラジルのゴールに入っちゃうじゃないですか。
絶叫しましたわよ。
日本がサッカーでブラジルから一点もぎとるなんて~~~!!!
しかもそのまま1:0で日本がブラジルに勝っちゃった。サッカーで! サッカーで~~~!!!
この時の興奮は忘れられませんね! こんな日が私の生きている内に来るなんて想像だにしてませんでしたもの(日本サッカー界のみなさん、ごめんなさい)。
この試合、キャプテンの前園が本当に立派でした。
前園のキャリアもこの時が華だったんですね。
同じ1996年だったか次の年だったかに前園を間近で見る機会があったんですが、その時はみんな彼をスター扱いしていたものです。
サッカー選手の浮沈は激しく、彼らの人生は苦難の連続なのだと思います。
でもこの時の日本のサッカーチームの名前は、オリンピック史とサッカー史両方に刻み込まれるのです。
ブラジルから勝利を奪った栄光がかげることはありません。