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ハリウッド!

老後に住むなら移住したいぞ、ハリウッド!

だって、美男美女率が異常に高いんですよ、この街!

道を歩けば、各人種民族を代表するが如き美形の数々とすれ違うこと数多し!

自分の美貌だけを頼りに一攫千金を狙う若い男女が集まってくる街なのでしょうねー。

もちろん地道にモデルやダンサーや歌手や俳優になるための修行をしている人も山ほどいると思いますし、またそういう方々は自分を磨くのに余念がないから本当に美しい。

歩くだけでタメイキつくほど美しい人に遭遇するチャンスが世界一多い都市ではないかしら?


2月にLA行った時にとびきりの美青年に出会ったのはダウンタウンだったんだけど、ふるいつきたい程の美女に出くわしたのはやっぱりハリウッドでした。

それはオスカーの当日で、私と身内の二人はレッドカーペットの敷かれた手前の交差点まで遠征して車から降りるスターの姿が見られないかと悪戦苦闘していたんですがまるで無理なことが分かったので開いている地下鉄駅までウォーク・オブ・フェームを辿りながら歩いている最中でした。

降ったり止んだりしていた雨が上がって少し空が明るくなり、お日様が出たのかなと思って上を見上げた時のことです(それまではウォーク・オブ・フェームの名前を読むため下を向いて歩いていた)。

不意に化粧品のストアらしい店のドアが開き、一人の女性が現れました。
恐らくその店で働いている人で、開店前に外の空気を吸いに出た感じです。
本当に、ただその場に出てきただけで、自然体のその人本来の姿を見てしまった気がしました。

それが本当に綺麗な女の人だったんですよ。

私も身内も目を真ん丸にして口をぽっかり開けていたと思います。

あー、真の美女って、何気なくこんな所にいるもんなんだーって。

その人はもちろんメイクはきちんとしているんですが、その下にある顔立ちそのものが非の打ち所なく美しいんですよね。例えて言えばミロのビーナスのように整った顔なのです。

その彼女が私達の目の前でう~んとのびをして、あまつさえあくびまでしてる。
そして、そんなナチュラルな姿が息を呑むほど美しいんです。

まさか足を止めてそのまま見入ってるわけにもいきませんから、何気ない顔して通り過ぎましたけれど、3歩歩いてから身内と二人で
「見た~?!」
「綺麗な人だったねー!!」
「も、びっくりしたー」
「あれ、女優さんじゃないんだよねー」
「普通にあそこで働いてるみたいだよー」
「信じられない~!!」
と興奮の会話を交わしましたよ。

全然スターでも何でもない人なのに、これ程美しい女性が化粧品店で売り子をしてるなんて!(いや、違うかもしれないけど。でも彼女の自然体の顔には野心が全然なかったの)


私は美しい人を見たくて映画を見てるんですが、いちいち映画館に行かなくても道を歩くだけでこれだけの美女にお目にかかれるなら絶対ハリウッドに住みたいですよ。

でもね、私も生身の女ですから、若い内はいろいろとあるでしょ、張り合ったりとか(相手は女)欲情したりとか(相手は男)。

けれど老後になったらそういう世界からは足を洗ってるわけですから(多分)、邪念妄念に悶えることなく心静かに美男美女を愛でることができると思うんですよね(希望)。

美術館めぐりで絵画や彫刻の美男美女を見つめるのも悪くはないですが、ハリウッドなら生身の若い美男美女が入れ替わり立ち替わりやってくるわけで、こっちが遠くまで足を運ぶ必要ないですもん♪

そのためには今から移住資金を貯金しないと!
がんばるぞっ!