「崖の上のポニョ」 公式サイト


か・わ・い・い~~~~~!!!

かわいいかわいいかわいい~~~~~!!!

ポニョ、可愛い~~~~~っっっ!!!


宮崎駿は現代に生きるミケランジェロかピカソだわ。

ここここの単純な線で、どうしてここまで可愛らしさを表現できるのでしょう? 彼こそ日本の生んだ真の大芸術家だわ、間違いない!


「崖の上のポニョ」は手描きの描線の美しさを思う存分味わえるアニメです。背景などもわざと手描きの水彩画風なイメージを残した線で描いています。狂いがあるわけではなく、暖かさを追求した線というのかな。人の心を和ませる線と色ですべてが構成されています。


それらがダイナミックに、動く動く動く!!!


水の動きに合わせ、波に乗り、上に下に激しく移動しながら、その中で現実にはありえない動きを見せてくれる!


アニメーションと実写映画では何が根本的に違うと思います?


実写では、地球上で撮影している限り、決して重力のくびきからは逃れられない。モノに重さがある限り。


その重力がないのがアニメーション。アニメでは重力の作用が及ばない空間を自由に表現できます。


「スピードレーサー」でレースをしていた車の数々は、重力のある地上でレースをしながら、スピードでそれを振り切ったとでも言うように軽々と宙を走っていました。この描写は実写では決してできないから、監督兄弟はCGアニメという手法を選んだのだと思いました。


「ポニョ」では水の中の浮力と、それから魔法で重力を無視している表現が最高に楽しかった!


アニメーションは、現実ではできないことを楽々と成し遂げてしまう者や物が出てきてこそなのだなとこの2作でつくづく思い知らされました。


「スピードレーサー」は早々に上映が終了してしまいそうですが、「ポニョ」はこれから。この夏はアニメーションの表現の自由さを存分に味わう良い機会です。