昔懐かし冒険活劇の時間をおいた続編としては今年「インディ・ジョーンズ4」に続いての二つめ、「ハムナプトラ3」、先行上映で早速見て参りましたクラッカー


内容そのものはおいといて、続編として「インディ」と「ハムナプトラ」どちらが満足できるかというと、私が軍配をあげるのはやっぱり「インディ」。昔のスタッフ・キャストがそのまま揃ってるというのは、絶対強いですよ。マンネリさえもおなじみのギャグとして昇華できるシリーズの強みを最大限に活用した最高の続編、それが「インディ4」でした。


「ハムナプトラ」は元々の脚本・監督担当だったスティーヴン・ソマーズから今回ロブ・コーエンに交替したことと、そして何よりエブリン役だったレイチェル・ワイズが降板したことがファンには痛かったです。


あたしゃマリア・ベロさんも別に嫌いじゃありませんがね(というよりかなり好き)、でもベロ姉さん(妖怪人間じゃありません。あれはベラだから)にはレイチェル・ワイズの夢見がちな大きな瞳が醸し出す神秘性がないんです。ベロさんの目は常にシビアに現実を直視しているので、「ハムナプトラ」のようなファンタジー世界にはちょっと合わない感じがします。


まあ要するに、エヴリンが元のエヴリンでなくなってしまったわけですよ。

その彼女の変化に応じて夫のリック(ブレンダン・フレイザー)や兄のジョナサン(ジョン・ハナ)の描き方も少しずつ変わっているので、それがどうも元のファンには違和感を生じさせてしまうのです。時代背景をどのように変えようと、キャラクターを成長させようと、それを変化の原因とするには無理があるくらい違います(特にジョナサン)。

その辺は脚本家が違うから仕方ないのかもしれませんけどね。


とはいえそんな細かい事を気にしなければ、「ハムナプトラ3」は充分楽しめる作品でした。


個人的にはジェット・リー対ミシェル・ヨーの一騎打ちが見られたのが嬉しかったですわ~♪

「ドラゴン・キングダム」ではジェット・リー対ジャッキー・チェンという夢の戦いが見られたわけですが、それに続く興奮でしたね!


ジェット・リーといえばつい先日「HERO」をWOWOWで放映していたのを見たのですが、そこで彼が対峙していた秦の始皇帝にあたる役を今度は彼自身が演じた事になります。で、「HERO」の始皇帝が生やしていた髭と同じ形の髭を皇帝になったジェットも生やしていたのですが、そしたら「HERO」の始皇帝と同じ顔になってしまいました。あの髭生やすと誰でも同じ顔に見えるのかしら???


ジェットの悪皇帝ぶり、堂に入ったものでございます。

カンフーシーンはあまりありませんが、馬に乗ってる姿はカッコイイですよ~♪


なんだかんだいって、夏にはぴったりの作品です。

だって呪いにミイラに蘇る死者とホラー要素てんこもりですもんね♪

どうぞ、お楽しみに!