ブログネタ:【夏休み企画! 夏満喫ネタ】打ち上げ花火と線香花火、どちらが好き?
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クチコミ 夏満喫企画
昔は夏になると友達呼んで近くの公園で花火パーティーしましたね!
花火って、後片づけが結構面倒だったりするので、牛乳の紙パックを幾つかためておいて、その口を広げて中に水をたっぷりはったものを公園のあちこちに配置して、手持ち花火が終わったらすぐにそのパックに入れて消火してもらうことにしてました。
こうしておくと手持ち花火の燃えさしが公園中に散乱することもないし、防火対策も万全だし、何よりあとから牛乳パックの水を流すだけで手を汚さずゴミをコンパクトに収納できるというのが嬉しい。
で、友達がそうやって遊んでいる間に私は離れたところで噴き出しの花火を間隔をあけて、何列かに配置しておくんです。
手持ち花火が一段落した頃合いを見計らって
「こっち見て~!」
と声をかけ視線を集めて置いてから、次々に素早く導火線に火をつけていきます(点火用線香使用)。
噴き出し式の花火も大きい物だと数メートルの高さに炎があがるので、それが幾つも上がると結構見応えあるんですよね♪ 御家庭用の打ち上げ花火だと、ひゅるひゅるひゅる~……ポン! で終わっちゃって「え? こんなもん」って感じなので、それよりは噴き出し式花火の連続の方が迫力あります。
他に回転式とか飛び上がったりとか中国花火も含めて様々な種類を楽しんで、最後はやっぱり線香花火。花火で盛り上がった気持ちをクールダウンさせるのに丁度いいんですよね。
もちろん線香花火も終わったらすぐに牛乳パックの水に浸して貰います。これができない人とは一緒に花火できません。とにかく花火には火の用心が肝心。噴き出しも打ち上げも、直後は危ないので少しおいておきますが、その後バケツで満遍なく水をかけて回り、ゴミの回収を行います。
こうすれば、花火が終わったあとでも公園は綺麗なままで、大変気持ちよく花火パーティーを終えることができるのです。
子どもの頃、朝のラジオ体操に行って、そこに前夜の花火の燃えさしが見苦しく転がっているのを見ると、朝からとてもいやな気分になったものです。だから花火をしたら、花火をした後が分からない程後片づけをきちんとしないと気がすまなくて。美しいものを楽しむなら、最後まで美しくなきゃ。
そういうわけで、自分で後片づけをしなくてもすむので、花火大会で上がる打ち上げ花火も大好きです。
一度、夜のフライトで、打ち上げ花火を真下に見たことがあります。
感動しましたねー。
だって、上から見おろしていても花火って丸いんですよ!
すごい! 花火ってどこから見ても丸いんだ!!
これを体感できたのは自分の人生の中でも大きかったというか。
地上で見る花火と上空から見る花火では形に何か差があるんじゃないかと勝手に思っていたんですが、そんなことはないんですね(もちろん大きさは随分違いますよ)。
ちなみに上から見ても下から見ても打ち上げ花火が同じ「丸」に見えるのは、日本の花火技術がほぼ完全な「球」状に花火の火花を散らすことができるからなんだそうで、そう言われて映画等で見る海外の花火に注目してみたら、それらはそもそも「丸」でさえないのでした。形がいびつなんですよ。
丸い打ち上げ花火を見ることができるのは日本に居る証拠ですね。
日本では今やハート型とか、様々な形の打ち上げ花火ができていますが、これはやはり一定の方向でなければなんの形か分からなかったりします。
先日の北京オリンピックでは「足跡」の形だと言われる花火がガンガン打ち上がってましたが、あれを見ていて映像的には申し分ないんだけど何かヘンだな~と思ってたら、後からやっぱりCGだったことが公表されましたね。女の子の歌の口パクと合わせて、さすが枯れた芝生に緑のペンキ巻いて「春もまだ浅い(ほとんど冬)のに空港の側は一面緑の芝生」を実現させた北京だわと思っちゃいました。
ところで真ん丸なはずの花火が半円になっているのも見たことがあります。
それは、上空高くで破裂して丸くなるはずの打ち上げ花火が、地上で爆発した事故の時。
次から次に、地面に半円の花が開いていきます。矢継ぎ早という早さで一つ一つをじっくり楽しむ余裕なく、ひたすら爆音と共に半円状に火花が散っている様子です。
他の花火客は対岸から見ているので仕掛け花火か何かだろうと思ってその圧倒的な迫力に歓声を上げていましたが、私は事故だと確信し、背筋が冷たくなるのを感じてました。
打ち上げ前の花火が、全部誘爆してるんです。爆音が重なって聞こえてくるんです。
一体どれだけの大惨事なんだろうと、身動きもできない人混みの中で、ずっと冷たい汗をかいていました。その半円の花火は上ではなく正面に見えるのです。夜空を焦がすのではなく、地上に燃えるその花火は、光の量が半端でなく、眩しく、とても美しかったのですが、同時にとても恐ろしいものでした。
翌日の朝刊で、その事故はトップニュースで報道されてました。犠牲者も何人もいました。遠くから私が見つめていた花火のその中心で、亡くなっていたのです。
それ以来花火大会には行かなくなりました。
今は遠くから眺めるだけですが、それでも花火は大好きです。
もちろん真円に限ります。