ブログネタ:季節をひとつだけにするなら、何?
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大まかに分けると、北海道は温帯から外れて冷帯に入ります。これはもう、一般的に言われる「日本の四季」とは別の季節が巡ってると思っていいです。北海道に住んでテレビを見てて、東京メインに3月頃に「春の到来」なんて全国ニュースが流れると、道民は鼻で笑いますね、こっちゃまだ大雪降っとるわいって。
「桜の下での入学式」も同様で、一体「日本の四季」って日本のどこを基準にしてるんだよって感じ(桜前線は北海道には5月にかけてやってくるので)。
日本の気候区分についてはこちらのサイト
に分かりやすい図が載っています(元が群馬県のページなので、群馬中心の記述になってますが)。
つまり大まかにいって、これだけの気候区(13に色分けされてます)それぞれに特有の季節が巡ってきているわけです。日照量やら降雨量やら皆違う。
北海道にいた時、私が一番好きだったのは6月でした。
気温は長袖のブラウス一枚で過ごせる程度の暖かさで、日中に雨はほとんど降らないので常に空気がカラッとしていて、さわやかそのものでしたから。
6月はスズランやライラックやニセアカシア等北海道を代表する花が咲く季節であると同時に、バラも盛りなんですよね。札幌には有名なバラ園があって、それはたくさんの種類のバラが妍を競うように咲き誇っていたものです。バラが好きな私には最高な季節でした。
だからもし季節を一つにするなら、気候区まで選んでいいなら「西部北海道型気候区(つまり札幌)の6月」です。昔、1ヵ月ぐらい雨が降らない時があって、雨の嫌いな私はこの6月が永遠に続けばいいと思っていたぐらいですから(水不足とか、そういう非ロマンチックな考えはこの際抜き)。
た~だ~し~、気候区を選べず「日本の四季」から選べと言われるんなら6月は絶対イヤ。梅雨があるから。
梅雨だけじゃなくて、北海道から横浜に出てきた私が感じたのは、どーしてこんなに雨が降るんだということでしたね!
4月は春雨、5月は五月雨、6月から7月にかけては梅雨で夏になったら夕立で、下手したら台風で、秋がきたと思ったら長雨が続いて、一体いつになったら雨が降らなくなるんだと思っていたら、それは冬でした。
関東の場合は雨が降る季節でも一週間の内に3~4日は晴れますけど、これが九州になると精々2日、それも連続はしないで二日降って一日晴れ、三日降って一日晴れという具合。住んでてノイローゼになりそうになりました。
そんな九州でも、もちろん関東でも唯一雨があまり降らないのが冬!
冬はいいですね~、雨が降らなくて。雪も滅多に降らないけど(雪は好き)。
だから今一年の内で一番気分良く過ごせるのは間違いなく冬。
「日本の四季」で四択でどれか一つ選べと言われたなら、私の答えは冬ですよ。
雨が降らないばかりではなく、何より空気が乾燥しているので。
本州の人は冬の空気が乾燥しているといって乾燥対策してますが、北海道育ちの私にしてみればこの程度の乾燥なんか屁のカッパ、返ってさわやかに過ごせるというものです。
ところでこの気候区分、そろそろ通用しなくなってきてます。
去年あたりから変わってきてると実感してたんですが、今年になって確実に地球温暖化の結果として日本の気候は温帯から亜熱帯へと変わりつつあることを痛感しました。昆虫の分布も変わってきてます。
何より違うのは、ゲリラ豪雨という名のスコールが始まった事。これ、今までの日本の雨の降り方と違うもの。
日本の大雨は長く続くか、台風の暴風雨として風を伴うかが普通だったのに、ゲリラ豪雨はほとんど真下にシャワーの様に集中的に短時間で一箇所に降るでしょう。こういう雨の降り方は、それこそ想定外だった。だから下水道の排水の容量を簡単に上回ってしまう。
気候が変わるということは、都市計画を一からやり直さなければならないということ。
温暖化はもう始まってしまった。
それを元に戻すことができるのかどうか……無理ならまず下水道工事、或いは遊水池の確保から始めなきゃね。文字通り命にかかわることだから。
先日のゲリラ豪雨の時、目の前の道路が見る見る水没して自分の乗ってる車が押し流されそうになったと身内が言ってました。危うくバックしてギリギリで難を逃れることができたけれど、本当に命からがら逃げ出したそうです。
今日その車に乗ったら、何だかそこはかとなくドブ臭かったのはそのせいね。
よく見たらあちこち傷だらけだし、バンパーの下に車の一部が見えてるし、かなり上の方まで草がくっついてるし、マジで間一髪セーフだったようです。車も命も無事でよかった。
皆様もゲリラ豪雨の際は道路の低くなっている所には行かないよう、充分御注意を。