ブログネタ:朝と夜、どっちが元気?
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何しろ低血圧なもんで、朝なんか最高血圧で100超えること滅多にありませんから。
お医者様にまで
「これじゃ朝起きるの大変でしょ」
と心配されるぐらい朝はゾンビ状態。はっ?! それで私はゾンビ映画が好きだったのか、同類がウヨウヨいるから……。
朝低血圧ってゆーのがどのぐらいのもんかというと、体に血がほとんどまわってないので、指先とか冷たいまんまなんですな。
お正月前の行事で餅つき器でお餅をしこたまついていた時のことですよ。
つきあがったばかりのお餅ってまだあっつあつで、何人もが素手で採りだそうとしては
「アチッ!」
と言って手を引っ込める事の繰り返し。
みんなが遠巻きになってどうしようと困っていることにそれまでゾンビ状態だった私もようやく気づき、冷たい手を差し出しました。餅つき器に手を突っ込んでまるまってるお餅をひょいとそのまま掴み上げ、横の台上にあるまな板の上においたのです。
周りで心配そうに見守ってくれていた、お餅を掴もうとして熱くて持てなかった人達はその様子にびっくりし、拍手までしてくれたものです。
その後次々につきあがるお餅を次々に素手で(一応水で濡らしてはある)取り出す役は当然私が拝命することに。これがですね、午前中は指先が冷たいままだったのでお餅の熱さは感じるものの、どこか遠い世界のできごとのようなものだったんですよね。お餅に触る前後に両手を流水でで充分洗うだけで問題ナシでした。
ところが午後になって血の巡りがよくなってくるにつれ指先の感覚がゾンビから人並に戻ってくると、つきたてのお餅なんか熱くって素手じゃ触れないことが理解できるようになったんですね。
早い話、お餅に素手で触れた瞬間、
「あちっ!」
と言って手を引っ込めたわけ。
ゾンビが人間に戻った瞬間でございます。
その後は条件が他の人達とも同じなので、お餅を取り出すのは交替制になりました。
これで低血圧の人間は朝はゾンビも同然ということがお分かり頂けたでしょうか?
実は感覚だけじゃなくって朝の起き抜けは感情も半分ぐらい麻痺しております。血の巡りは体だけじゃなくって頭の方にも等しく悪くなっているわけですから、当然知覚や記憶力も低下してるんですよね。
だもんで、朝早く無理矢理起きて映画の朝一番とかがんばって見に行っても、そんな事のために努力した自分が情けなく成る程、感動できません。大体見ながら半分寝てるし。
同じ映画を別の機会に、午後から夜にかけて見ると、すっごくおもしろく感じられる事もしばしば……・。目はギンギンに冴えてますしね。
もはや「朝と夜どっちが元気?」等というレベルではないです、私の場合。
これは「朝と夜どっちが人間?」という問いへの答えとなるでしょう。
私は夜の方が断然人間。ってか、朝はまだ人間になってないです、ハイ。