本場中国で頂く餃子は水餃子と決まっておりまして、中身の具もそれは様々でございます。
これは中国の女性ならば(男性もかも)どなたでも作れるらしく、それぞれ自慢の製法がある様子。
当然、皮をこねることから始まるんですね。水餃子ですので日本の焼き餃子よりも随分皮は厚手です。
この弾力のある皮がね、手打ち(っていうのかな?)だと特に美味しいんですよ(ずるぅっっ)。中身は白菜と豚肉を合わせたものなんかがさっぱりしてようございますな。にんにくなどは使わないようです。
これをね、たっぷりのお湯で茹でて、酢醤油なんかで頂く。もう、絶品でございます。赤子のこぶしぐらいのサイズの餃子を15個とか20個ととか、もうつるつるズルズルとあっという間に頂いてしまいます。
これ、餃子を包むのに大事なのは、襞は片側にだけ寄せるということですね。
たまに自慢げに自分の包んだ餃子をブログにアップされてる方がいらっしゃいますが、襞を寄せてなくて市販の餃子の皮を二つにぺったりと折っただけのものとか、或いは二つに合わせてから後から一緒にたたんだものとか見ると、ああ、日本人が作ったんだな……と思います。
片側にタックを取りながらもう片方にくっつけていくので、本場の水餃子はできあがりの底が平らではなくてこんもりしております。こうやって中に肉汁を閉じ込めた美味しいゆであがりになるんですね。
はあ……思い出したら食べたくなってきましたわ。
水餃子は中国でもかなり早くから冷凍食品として市販されてましたが、あれ、喜んで食べてましたけど、大丈夫だったんだろうか……今頃ちょっと恐くなったりしております。