使っている歯磨き粉は? ブログネタ:使っている歯磨き粉は? 参加中
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何故なら私が使っているのは

練り歯磨き

だからです(参考ページ:wiki )

今時歯磨き粉を使っているのは間違いなく少数派でしょう。

ちなみにゲーリーさんの使っている「デンター クリアMAX」も、歯磨きセット←この「歯磨きセット」の絵文字で扱われているものも、チューブ入りの物は「練り歯磨き」に分類されるはずです(正しくは練歯磨剤:参照Wiki )。だってどっこも「粉(こな)」じゃないじゃん。

昔々私が小さかった頃、両親がチューブ入りの歯磨きを「歯磨き」「歯磨き」と呼ぶのが不思議でたまりませんでした。だってどっこも「粉」じゃないからです。

何故「粉」でも何でもないものを「歯磨き」と呼ぶのか?
「小麦」とか「片栗」ならわかりますよ。見れば粒子は違えどどちらも白いですもん。
上記二つは用途が多岐に渡るから特別な存在かというとそうでもなく、「うどん」や「白玉」といった用途が限定されたものでも粉は飽くまで粉ですよ。
しかるに我が家で使っている「歯磨き」は断じて粉ではない。それはケチャップやマヨネーズのようにチューブに入っていて押し出して使う物です。ケチャップやマヨネーズは決して「ケチャップ粉」や「マヨネーズ粉」と言わないのに、なにゆえ「歯磨き粉」だけが粉でもないのに「」を主張し続けるのか?

幼心に本当に疑問でした。

その疑問が氷解したのは、珍しく母方の祖父の家に泊まった時の事です。
朝、目が覚めて洗面所に行くと、祖父が「歯磨き粉」で歯を磨いていました!
それは丸い平べったい缶で、フタをあけると中に本当に白い粉が入っていて、祖父は自分の歯ブラシをそれにつけてから、おもむろに歯を磨きだしたのです!!

そうか!
「歯磨き粉」って、昔は本当に「粉」だったものなんだ!
今はチューブに入ったものを家では使っているけれど、きっと両親も子どもの頃は「粉」の歯磨きを使っていたに違いない!
目からウロコが落ちるとはこのことでした。

祖父は昔ながらの習慣を大切にする人で、かなり長く同じブランドのその歯磨き粉を使っていたようです。

私はそれ以来「歯磨き」のあとに「粉」をつけるのをやめました。
しかし自分の使っているものが「歯磨き粉」ではないなら何という名称なのかを知ったのは大人になってからのことで、それまでずーっと漠然と「歯磨き」と言ってましたよ。

それにしても「練り歯磨き」って、「歯磨き粉」に比べて随分と発声しづらい単語だと思いません? 「歯」を磨くために使用する物なのに、それを表す言葉が「は」から始まらず「ね」から始まるなんて。寝てたら起きて歯磨きできないじゃないですか!(←違うって)だからいつまでも「歯磨き粉」という名称が廃れないで流通してるんでしょうかね。

ちなみに私が使っているのはGUMのデンタルペースト。いろいろ使いましたが今はこれに落ち着いています。

ところで恐ろしい事にこの「デンタルペースト」は一種の商品名らしくてそのまま「練り歯磨き」という意味で英語では通用しないんですな。「デンタル」は「歯科医の」という意味なので、商品名としてはインパクトありますが、普通は


〔練り歯磨き〕toothpaste, dental cream;
〔歯磨粉〕tooth powder;
〔総称〕((文)) (a) dentifrice
だそうで(こちら )。

さらに恐ろしい事は、歯医者さんでは大事なのはブラッシングであり歯磨剤は何でもいい(或いは必要ない)と言われたりすることです。

私達って、何を信じて生きていけばいいんでしょうね?