2008年は○○な年でした ブログネタ:2008年は○○な年でした 参加中
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いや~、3万人を前に歌っちゃいましたよ~♪

つーてもジュリーのバックコーラスで
「だーーーーっ♪」
とか叫んでたにすぎないんですけど。

でもライトを浴びて3万人の前(ジュリーの後ろ)で歌ったのは事実だも~ん♪ いや~、気持ちよかった♪


いえね、ジュリーこと歌手の沢田研二さんが今年還暦ということで「人間60年・ジュリー祭り」という大コンサートを大阪と東京の二箇所で企画され、その東京ドーム会場には千人という大人数のコーラスが集められたのですが、私もその一人だったというわけ。私達の出番はたった四曲ですが、ジュリーは間に休憩をはさんだものの午後3時から終了まで80曲歌い続けるという苦行のようなコンサートでした。歌手生活の集大成なんでしょうが、それにしても凄いです。

もうジュリーといえば往年の大スターですからね。私達コーラスはそれぞれ二枚ずつ招待券を頂いたのですが、ジュリーが好きそうな友達に声をかけると
「何言ってんのよ、とっくに持ってるわよ」
と言われて他の人を探す羽目になったという話もちらほら。

当日も会場は女性ばかりではなく、御家族連れ(4人でチケット代が4万8千円!)のお父さんとかもいらしてて熱気でムンムン。私達は朝9時のリハーサルから入ったのですが、お昼を食べにドームの外に出たら、座席指定のはずなのに2時だったか2時半だったかの開演を待つ人々で長蛇の列。改めてジュリー人気の根強さを思い知らされました。

リハーサルでは各曲一回ずつぐらいしか合わせるチャンスはなかったですが、ジュリーが本番のために喉を温存してる様子がよくわかりました。歌の練習というよりは、単に機械的な調整のために声を出して様子をみている感じでしたね。でも紳士で、コーラスの私達にもちゃんと気を使う言葉をかけてくれましたよ。

本番は、私達の出番は前半のラストからなのでそれまでは客席からジュリーのステージを見ていたのですが、私でも知っているような有名な曲が幾つもあってつい盛り上がってしまいました。

でもそれよりも、出番になって彼の声を、マイクを通してとはいえ近くで聞いた時の方が感激がずっと大きかったです。

だって、彼の声、綺麗なんですよ!!
それに当然ですが、歌も上手いの!!!
しかも表現力が並じゃないので、つい聞き惚れてしまうんです。
だって歌詞、全部日本語だから、意味が分かるんだもんね~♪

普段聞かされているオペラとは異質なものですが、でも綺麗なもんは綺麗だし、上手いもんは上手いわ~。オペラの先生方文句あるなら、自分一人で東京ドームを一杯にしてみればいいわ~。できっこないから。

オペラなんざ幾ら聞いたってイタリア語で歌詞の意味は分からないし、訳を読んだ所で時代と土地柄が違いすぎて何が起こっているかは分かるものの、何故その内容(大抵くだらない)を題材にして歌わねばならないのかがさっぱり理解できないのよね。分かるのはメロディーとハーモニーの美しさだけ。

その点ジュリーの歌は内容が分かるのでひきこまれてしまいます。まるで彼の愛の遍歴を聞いているようで、ぞくぞくしちゃいましたね。ええ、まだまだ彼の声は現役で女性をガンガン誘えますよ。

その彼の魅力的で美しい声に自分の声でバックコーラスつけられるんですからね! 何たる幸せ、何たる喜び、これぞコーラス冥利に尽きるってもんです。ああ、今まで歌っていてよかった!!

しかもコーラスといえど歌っている最中はライトで明るく照らし出されてるんです。これは気持ちいい、病みつきになります。オペラの合唱なんかソリストの影に隠れて、ヘタしたら舞台の袖で歌ってたりするのに、なんたる違いでしょう! 声なんかマイクが拾ってくれるから自分で大声出す必要ないし、たぶんミキサーがいるから自分でディミヌエンドをかける必要もないんだわ、きっと。


いつもとはかけ離れた世界で、すっかり夢に浸った一日でした。
バックコーラスやってるとジュリーの姿がステージに隠れて見えないというのが難点でしたけれど、まあどうせ見えても後ろ姿だからね……。


二度と訪れないかもしれないチャンス、逃さず掴んでよかったです♪
2008年は夢が一つかなった年になりました♪