ブログネタ:どうやって年を越した?越したかった?
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今年は「ラプソディー・イン・ブルー」で09年の訪れをカウントダウンしましょうと思って31日の11時半からテレ東にチャンネルを合わせたものの、演奏と演出が私の好みとかけ離れていたため聴くに堪えず早々に脱落。それならってんでNHK教育の「クラシックハイライト」にチャンネルを合わせたはいいけれど、この番組って1日になってすぐの0時5分が終了だったんだよね。なんかよく知らない曲のクライマックスのあたりを聴いてて、肝心の年越しの瞬間はいつだったか分からない内に終わってしまいましたわ。
どうやって年を越したかったかというなら、それはやはり暖かい家の中で遠くに除夜の鐘を聞くことかな~。絶えてそんな機会もないけれど。
「行く年来る年」にチャンネルを合わせれば各地の除夜の鐘を聞けることは分かってはいるんだけど、でもどうせなら自分が今いる空間の空気を響かせて伝わって来る音に耳を澄ませたいです。音って振動だからさ、耳だけじゃなくて体全体で感じたいんだよね。
子どもの頃は布団の中で、全身を耳にするようにして遠くの遠くの鐘の音が聞こえるかどうか真剣に集中してたっけ。気がつくと眠ってるんで、睡魔との戦いでもあったわ。
雪が降ってると、聞こえないんだよね。
雪は降る時音をたてないけれど、夜を埋め尽くすように降る雪は他の音も全部吸収してしまうから。
それでも除夜の鐘がかすかに聞こえてくると、なんだかとても嬉しかったっけ。
そんな降りしきる雪の夜で年越しを迎えたかったですよ。
そうしたら元旦の朝は一面に真っ白で、それはそれは美しかったはずだから。
初日に照り映える雪の白に自分の吐く息の白さが重なって、真新しい年を迎えた厳粛な気持ちが否が応にも高まりますからね。冷たい空気に身も引き締まるし。
ブログネタを書きながら、思い掛けない記憶が甦ったのでびっくりしたりして。
懐かしいです。