ブログネタ:空が何色になったらキレイだと思う?
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一日の内でも空の色は変化するもので、すんもの暮らしている世界にもそれはしっかり繁栄されております。
実際の夜空はもっと暗いから黒と言ってもいいのかもしれませんが、そういう背景だからこそ星や月の輝きが美しく見えるわけだし、真っ赤な夕焼けには常に心躍らされるし、朝の清々しい空気に輝く青い空も勿論好きで、結局どの色であっても、空は空だけで美しいのだと思います。どの色だろうと結局は太陽の光の恩恵に浴している事には変わりないのですから。
自然の中でも空は様々な色合いを示すもので、虹以外にもピンクの光が見られる現象に「彩雲」というのがあります。空一面がピンクに染まるわけではないけれど、とても綺麗な色合いのピンクなのでこれなら「お空がピンク」になっても許せるな、と思ってしまいます。「五色の彩雲」等とも言われますが、結局のところ虹同様水滴によっておこる光の屈折が原因なので、七色に光り輝いて見えることもあるでしょう。といってもミラーボールのようなものを期待されても困りますが。あくまで自然現象なので。
この「彩雲」がラストに印象深く使われているのが「マトリックス・レボリューションズ」。新しい世界の到来を象徴する美しいシーンです。ただの夜明けだと平凡なので、ウォシャウスキー監督兄弟、知恵を絞ったのでしょう。もっとも「彩雲」という自然現象自体なじみが薄いものなので、ほとんどの観客には「なんかCGで空に色つけてた」ぐらいしか思われてなかったようですが。
同様にラストにどう見ても特殊効果で色をつけたようにしか見えない空を持って来た映画に「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」があります。ここで使われた自然現象は「グリーンフラッシュ」(どっかの戦隊の人みたいですが違います)。日の出或いは日の入り直後に強い緑の光線が一瞬強く輝く現象で、作品中ではこの世とあの世が交わる瞬間に発生する光ということになってました。
ピンクも緑も「空」のイメージからは遠いですが、元は光なんだからどんな色だってありうるはずなんですね。
私が自分の目で見た一番印象深い空は、飛行機の窓から夕焼けの地上を眺めた時。
飛行機で外を眺めても、昼は青夜は黒と空の色は地上と変わらないんですが、夕焼けは違いました。
その日見た夕焼けは、飛行機の窓から見える外はとっぷり夜の黒に染まっているのに、地平に沿って見た目ほんの1センチ程の赤い色がリボンのように地球を彩っているのですね。
そしてその赤いリボンの上には、それこそ見た目1ミリにも満たない幅で虹のスペクトルが展開しているのです。夕焼けの赤い色の上にはオレンジ、黄、緑、青、藍、菫が薄く綺麗に並び、一番上のスミレ色はそのまま夜の色に溶け込んでいました。
あの色の積み重なりの、青がきっと普段私達が目にしている空の色なのでしょう。
私達の目には青しか見えないとしても、そこには全ての色がある。
それがとても印象的に思えた光景でした。