日本公式サイトが見つからないのでcinemacafeで情報収集。今年の初夏公開予定。
記事より一部抜粋。

ニューヨークを舞台に、初老の大学教授とアラブ系青年が、アフリカン・パーカッションを通して友情を深めていくさまを描いた感動作。名バイプレイヤーとして知られるリチャード・ジェンキンスが67歳にして初主演を務める

今回アカデミー賞にノミネートされて一番驚いているのはこのリチャード・ジェンキンスさんかも。

主演男優賞
リチャード・ジェンキンス『ザ・ビジター』




こういう意外な人というか大番狂わせ的なノミネート、もはやほとんどアカデミー賞の定番ですよね。まず間違いなく受賞はするわけないというところで、でもこれまでの功労を認めてノミニーにだけはしておくか、みたいな。去年だったら「イースタン・プロミス」のヴィゴ・モーテンセン。演技力に関しては定評があるので、思いがけないノミネートにも誰も文句のつけようがないという人。こういうの見るたび、「そんなに美男(今回はレオナルド・ディカプリオ)にオスカーを渡したくないか!」と思っちゃいます。

今回はブラッド・ピットがノミニーだから、若い美男ノミニー二人はゴメンだという心理が絶対どこかで働いてますよね。ブラピは「ベンジャミン~」で老けメイクして美貌を隠しての熱演だったからOK出たんでしょう。ミッキー・ロークに至ってはかつての美貌が歳月その他で風化(?)してからのノミネーションですもんね。レオ君、次は特殊メイクで顔を変えて映画に出てね。

でも予告編を見るとこの「ビジター」ってなかなかいい感じ。こういう作品に巡り会う機会を作って貰えるのも、オスカーのいいところではあるのです。