キャバクラで働くのはアリ? ブログネタ:キャバクラで働くのはアリ? 参加中
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ところで話は変わりますが、このブログネタで詳細が書かれている「キャバクラ嬢」のお仕事内容と、私が従来抱いていた「キャバクラ」で接待をする女性のお仕事イメージとの間に甚だしいギャップがあったのですよ。

え、キャバクラの女性のサービスって、その程度のでよかったんだっけ?
お喋りとお酒つくるだけでおさわりもナシ???

変だ。そんなはずはない。

眉根にシワ寄せて考えましたが、考えたところで問題が解決するわけでもないので疑問を解消すべくウィキペディアで「キャバクラ」を調べてみました(WIKI )。

まずは「キャバクラ」という名称。
何故この名称がいかにも安易かつ安っぽく聞こえるのか。
その理由。

語源はフランス語由来の「キャバレー」(cabaret)と、英語由来の「クラブ」(club)を合成した造語で、和製外来語である

安易なのは単語の上半分ずつとってくっつけたから、安っぽいのはフランス語と英語というそれぞれ別の言語の単語であるなんて委細構わず、カタカナで書かれた日本語の字面だけで組み合わせたから。ま、こういうのは分かりやすいのが一番だから、この形で全国津々浦々にまで広まったんでしょう。

津々浦々に広まった、と書きましたがこの程度の安易なネーミングなら日本各地で別々に発生したとしてもおかしくない。

私が育ったのは札幌ですが、そこには歓楽街として超有名なススキノがあります。キャバレーから立ち飲みのスタンドまで、飲む方も女性接待もありとあらゆるスタイルが揃っていて、そんな所で一発当てようと思ったら全く新しいスタイルを開発するしかない。そういう類の店の中で耳にするキャバクラって、決して「おさわりナシ」なんてお上品なものじゃなかったんです。

でもWIKIを読み進む内に解答に行き当たりました。

地方での別称
ニュークラブ
札幌・ススキノではキャバクラ」という名称がセクシーパブ(ホステスが裸になる店)を指すため、脱がない店を指すために作られた名称。

札幌以外に北海道各地(苫小牧・旭川など)をはじめ、青森など北東北の一部で用いられる


あ、なるほどねー。そ~りゃ札幌育ちのワタシが「キャバクラ」の言葉を耳にする際、隠微な雰囲気が漂っていたわけだわ~。


と一つお勉強したところで。


問題は「キャバクラ」で働くのが是か非かではないんじゃないでしょうかね?


一般的な意味での「キャバクラ」も、接待に女性がつくという部分で結局は「水商売」というくくりになるでしょ。日本にはまだ根深い「水商売」に対する偏見が残ってる部分があります。「キャバクラ」を「水商売」の暗いイメージでとらえたことのない人にとっては、それは男性とお喋りしてお酒飲んでお金貰う割のいい職業として映るでしょう。彼女の周囲の人全員が彼女と同じイメージを「キャバクラ」やそこで働くいわゆる「キャバ嬢」に対して抱いているのであれば何の問題も生じないはずです。


ただ、たまたまそこにぽっと出の北海道出身の顔だけはイケメン君が現れて、彼女とキャバクラ以外の所で知り合って恋が芽生えたとして、彼女が自分の職業はキャバ嬢であると無邪気に答えた時、北海道出身の彼の彼女に対する見方が著しく変わる可能性は非常に高いことでしょう。


ある事象について自分が抱いているイメージと他人が抱いているイメージの間に大きなギャップがあるというのは案外よくあることです。「キャバクラ」で真面目に働こうと決心し、真剣にその仕事に打ち込んでいたとしても、昔ながらの「水商売」的な暗さを背負ったイメージで他人に見られるリスクは必ずあるわけですよ。


そのリスクが現在の自分にとってどれくらい大きいか、というのが大事なんじゃないでしょうかね。


リスクが大きくても、お金のためにどうしても働かなければいけない人もいるでしょう。そういう人は覚悟の上だから仕事を立派にやりとげるでしょうが、リスクの大きさを過小評価しちゃった人は後で泣きを見る。

そういうことなのだと思います。


「キャバクラ」に限らないけどね。