札幌以外に北海道各地(苫小牧・旭川など)をはじめ、青森など北東北の一部で用いられる。
あ、なるほどねー。そ~りゃ札幌育ちのワタシが「キャバクラ」の言葉を耳にする際、隠微な雰囲気が漂っていたわけだわ~。
と一つお勉強したところで。
問題は「キャバクラ」で働くのが是か非かではないんじゃないでしょうかね?
一般的な意味での「キャバクラ」も、接待に女性がつくという部分で結局は「水商売」というくくりになるでしょ。日本にはまだ根深い「水商売」に対する偏見が残ってる部分があります。「キャバクラ」を「水商売」の暗いイメージでとらえたことのない人にとっては、それは男性とお喋りしてお酒飲んでお金貰う割のいい職業として映るでしょう。彼女の周囲の人全員が彼女と同じイメージを「キャバクラ」やそこで働くいわゆる「キャバ嬢」に対して抱いているのであれば何の問題も生じないはずです。
ただ、たまたまそこにぽっと出の北海道出身の顔だけはイケメン君が現れて、彼女とキャバクラ以外の所で知り合って恋が芽生えたとして、彼女が自分の職業はキャバ嬢であると無邪気に答えた時、北海道出身の彼の彼女に対する見方が著しく変わる可能性は非常に高いことでしょう。
ある事象について自分が抱いているイメージと他人が抱いているイメージの間に大きなギャップがあるというのは案外よくあることです。「キャバクラ」で真面目に働こうと決心し、真剣にその仕事に打ち込んでいたとしても、昔ながらの「水商売」的な暗さを背負ったイメージで他人に見られるリスクは必ずあるわけですよ。
そのリスクが現在の自分にとってどれくらい大きいか、というのが大事なんじゃないでしょうかね。
リスクが大きくても、お金のためにどうしても働かなければいけない人もいるでしょう。そういう人は覚悟の上だから仕事を立派にやりとげるでしょうが、リスクの大きさを過小評価しちゃった人は後で泣きを見る。
そういうことなのだと思います。
「キャバクラ」に限らないけどね。