ブログネタ:ブログデザイン、どんなのにしたい?
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「どんなのにしたい?」って聞かれても困るのよね……。
漠然としたイメージしかない時にはそれは言葉にならないし、自分で確固としたイメージがある時は、それは詳細に語るよりも実際のイメージ画にして表現した方がずっと正確だから。
漠然としたイメージで語るならば、ブログのデザインというものも当然自分のライフスタイルから生まれてくるものなので、やはり普段身につけている服と重複してくるんですよね。
私の場合だとそれは原色でかつ使用するカラーの種類は少なく、大胆で奇抜で人目を惹くもの。
第一候補はもうはっきり決まっているようなもので、今現在使用しているスキンのデザインがばっちり当てはまっているのでこれ以上のものは思い浮かべることができません。
どなたかがまたこれ以上のデザインを開発して発表してくだされば別ですが、今のところ自分の持っているイメージをこれ以上体現しているデザインはないと思われます。
でね、昨日「プロジェクト・ランウェイ」って番組を見てたんだけど、プロのデザイナーさんってそれぞれが「自分らしさ」というものを強烈におもちなので、クライアントが同じくらい強烈に「自分らしさ」というのを持っていてそれを主張するととてもやりづらいみたいなんですよ。
私がクライアントになったなら、間違いなくそのやりづらいタイプです。
だからまず自分のテイストに合ったデザイナーさんを探すところから始めなくてはなりません。
「プロジェクト・ランウェイ」で失敗するケースって、大抵クライアントとデザイナーの好みというかセンスがかけ離れている場合だから。そういう時って、個性と個性のぶつかり合いで、それを乗り越えて結果上手くいくケースもあるけれどそんなのはごく稀で、大抵は上手くいかない。
普通はデザイナーさんが何とかクライアントを言いくるめて自分の好きなデザインに持って行くんだけど、できあがりが綺麗だからクライアントはそれなりに喜ぶのだけどクライアント自身の個性がまるでイカされてないということで審査員からは厳しい意見をグサグサ言われて終わります。
でも最後まで自己主張を通すクライアントだと、今度はデザイナーのエゴがズタズタに傷ついて、服としての体裁は繕っているもののコンセプトの何もない投げやりなドレスになって、やっぱり辛辣な審査員からズケズケ言われてさらに傷ついて終わるという感じなんですよ。
これ見てて思いましたね。
プロで生きていくのって、シビアだと。
シロウトの目にはどれも綺麗で似合うドレスに見えるんですけどね。
ただね、この番組でちょっとフェアじゃないなって思ったのは、服ってモデルによって随分左右されることをあまり考慮に入れてないんじゃないかってこと。
特に昨日の回だとモデルさんになったのは同じ高校の同じ学年の女子生徒なんだけど、人種も体型もバラバラなんですよね。顔はメイクである程度変えられるけれど、皮膚の色や体型は変えられないでしょ。
そうすると、やっぱり着て映えるのはスタイルのいい子なわけだし、色白の子の方が生地の色の選択の幅が広いわけですよ。
そして最終的には、一番綺麗な子が一番人目を惹く。
そういうモデルにあたったデザイナーさんは喜々としてデザインし美しい服を作って完璧にフィッティングさせ高得点を稼ぐ。
でもそうではないモデルさんの場合は、その欠点をカバーするデザインをしなくてはいけないし、生地を選ぶのにもうんと気をつけなければいけない。
その上審査員達は、彼らの人種が多様であるにしても「美」のモデルとして描いているものがやっぱりスーパーモデル的な人なわけで、そうでない人に対してはどうも見る目が必要以上に厳しいみたいなんですよね。
特に昨日はフィリピン人の子をモデルに使ったデザイナーのデザインに対して「チープすぎる」だの「おばさんくさい」だの言いたい放題で、モデル本人はとても気に入っていて私から見ると彼女にとてもよく似合っていた赤いドレスがクソミソに言われてモデルの子自身まで貶められたような印象を受けてしまいました。
これは、表に出てこない人種差別意識の現れなんじゃないかなと思ったりして。
優勝したのは白人の、ギリシャ彫刻みたいな女の子のドレスでしたからね。確かにそのドレスは綺麗だったけれど、いいモデルに当たったからこそ実現できたことじゃないのかなって思いましたよ。
もちろん、モデルは毎回ランダムにデザイナーさんにあてがわれるわけだし、どんな顧客の注文にも応じられなければデザイナーとして失格だというその番組のコンセプトも分かるんですけどね。昨日のはちょっとあんまりじゃないかなと。
デザイナーさん、クライアントを見た瞬間から気に入ってなかったのがあからさまだったから、確かによくないんですけどね。でもこういうのも運不運が大きく左右しますよね。選ばれちゃったのが運のつき、みたいな。
ワタクシ、そんな思いはしたくないしデザイナーさんにさせたくもないので、しばらくは現行のままでいきたい所存でございます。