「REPO!レポ」公式サイト」 字幕入り予告窓付き
主演が「スパイ・キッズ」シリーズのアレクサ・ベガちゃんなのでちょっと気になってる一本。
クリックで拡大するとよくわかりますが、どこかいびつで過剰で歪んだ世界。
腐敗の一歩手前で爛熟しきった果実のような退廃的な美しさです。
間違って手を触れたら、そこから熟れた汁がぴゅっと飛び出して、あとは見る間に腐っていくような印象ですね。
後ろの方で盛り上がった髪の毛してるのがパリス・ヒルトン。
内容はほとんどチェックしてないですが、この2枚の映像と予告編を見て思い出したのが邦画の「パコと魔法の絵本」。この映画が爆発的なヒットをしてれば邦題が「レポと魔法の絵本」になったかも♪(←ないない)
残念ながら(?)アレクサ演じる少女の名前はシャイロなので、なったとしても「シャイロと魔法の絵本」だったでしょうが(←だからないって)。
監督が「ソウ」の「3」「4」を撮ったダーレン・リン・バウズマンですから「パコ」とは違う展開が期待予想されますが、しかしここで描き出されている世界の、なんというか突出した、というよりイっちゃったイメージはよく似ています。デザイナーが違うので「レポ」の方が数段優れて美しいですが。
色彩というか光の好みもあるのでしょうが、「パコ」は夏の残照のまだ暑苦しい金色が目にうるさかったので、「レポ」の月明かりと電飾で照らされた白々した光が夜に浮かび上がる方が今のところマシに見えます。ここに真っ赤な血が流れたらさぞかし映えるでしょうて。
ちなみにパリス・ヒルトンが先頃行われたラジー賞の発表で最悪助演女優賞に輝いたのがこの映画。しっかりニュースにもなっています(cinema topics online )。私はこの記事を見て試写会に応募するのをやめました。