VARIETYより(こちら )
>Angelina Jolie, Fox 2000 and author Patricia Cornwell are teaming up for a killer deal.
>The studio is acquiring screen rights to Cornwell's bestselling book series on medical examiner Dr. Kay Scarpetta, to develop as a vehicle for Jolie. (以下略)
というわけで、ヴァラエティによるとアンジェリーナ・ジョリーが20世紀フォックスとパトリシア・コーンウェル(WIKI )のミステリー、「検屍官」シリーズの映画化作品で主役のドクター・ケイ・スカーペッタを演じる事が決まったようです。
「検屍官」シリーズは女性の検屍官であるケイ・スカーペッタを主人公にこれまで16冊の作品が刊行されていて(日本では講談社が出してます )、つまりはその数だけのシリーズが見込める……ということなのですが、映画化にあたっては、映画の「ボーン」シリーズの主人公が作家のラドラムが描いたジェイソン・ボーンからは変容を遂げたような具合に、原作に固く拘束されることはないだろうというような事が書かれています。オペラ好きの検屍官ケイ・スカーペッタは例えば「羊たちの沈黙」や「セブン」といった類のサスペンス・スリラーで主役を務めることになるでしょう、とかなんとか。
アンジェリーナ・ジョリーはすでに「ボーン・コレクター」でこれに近い役を演じていますよね♪ 役柄としては警察官ですが、体が不自由で寝たきりになった元捜査官のデンゼル・ワシントンの手足の代わりとなって現場を保全したり調査したりしてました。これって、いわば「CSI」の原型にあたるような作品で、先日テレビ放送があった時に再見しましたが、今見ても非常におもしろい映画でした。
その後アンジー、「テイキング・ライヴス」という映画では連続殺人犯と対決するFBI捜査官の役を演じたんですが、これは映画の出来自体があまりよろしくない上、アンジーの魅力が台無しにされておりました。
でもでも、「検屍官」シリーズなら彼女にぴったりですね♪
ケイ・スカーペッタはララ・クラフトのように身体を張ったアクションをするわけではありませんが、知的な戦いにおいてはハンニバル・レクターと勝負したFBI捜査官のクラリス(ジョディ・フォスター)にもひけをとりません。でもクラリスのようにまるで世捨て人といったほど禁欲的なわけでもないんですよね(シリーズ後半になると私生活はメロドラマ)。
クランクインはまだまだ先でしょうが、楽しみが増えました♪
完璧な女性らしさは失わないまま、男性以上の精神力の強さを備えた女(無論仕事も一流)、それがケイ・スカーペッタです。アンジーなら彼女をもっと魅力的に見せてくれるでしょう。
追記:バラエティ・ジャパンに日本語の記事が出ました(こちら )。