”東京緑化計画で“ガンダム大地に立つ”
「GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト」で実物大立像が初お目見え
という記事を発見してしまいました(こちら イメージ画像アリ)。
記事から一部抜粋。
>人気アニメ「機動戦士ガンダム」が、東京緑化計画を都民、民間企業、行政が一体になって進めるプロジェクト「GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト」をサポートすることになった。
都市の緑化推進、公園の活性化などを目的に、7月11日(土)~8月31日(月)に東京・品川区の潮風公園で開催。ガンダムは、世界規模で直面する環境問題と、人類がさまざまな問題を抱えて地球から宇宙コロニーへ移住するというストーリーに共通点があるという理由で抜擢された。
会期中には、アニメ放送30周年を記念して実物大(約18メートル)のガンダムの立像が世界初お披露目。“緑あふれる都市東京の再生のシンボル”として、大人から次世代を担う子どもたちまで幅広い世代に緑化事業の重要性を訴えていく。(以下略)
都市の緑化推進、公園の活性化などを目的に、7月11日(土)~8月31日(月)に東京・品川区の潮風公園で開催。ガンダムは、世界規模で直面する環境問題と、人類がさまざまな問題を抱えて地球から宇宙コロニーへ移住するというストーリーに共通点があるという理由で抜擢された。
会期中には、アニメ放送30周年を記念して実物大(約18メートル)のガンダムの立像が世界初お披露目。“緑あふれる都市東京の再生のシンボル”として、大人から次世代を担う子どもたちまで幅広い世代に緑化事業の重要性を訴えていく。(以下略)
どうせ予算出すんならしょーもない空っぽの入れ物(=ガンダム立像)作っとらんと、内容の濃い映画作って世界市場にうって出るだけの金よこさんかい! さもなきゃ等身大でいいからモビルスーツ作って、ククルス・ドアンと一緒に田植えでもしたれや~!!(←時期はずれ)
という正直な感想はおいといて、イメージ画像を見ると二足歩行ロボットが18メートルの高さで脚広げて立ってるわけですけど、そりゃね、プラモは軽いからあれで立ちますよ、ガンプラは。バンダイの技術力は大したもので、あのガンダムその他のプラモデルが支えなしで立った時には感激の涙を流したものですよ、私は。でもそのプロポーションで18メートルの高さにしてガンダム作って、果たして見栄えするものになるのか、これ。
別にガンダムじゃなくてもプロジェクトの「呼び物」となるものがあればそれでよかったわけじゃないですか。何も奈良や鎌倉の大仏に対抗心燃やして18メートルのガンダム無理矢理作らなくてもいいじゃないですか。スタッフに相当数のガンダムファンが紛れ込んでますね、これは。そうか、今はガンダムファンの世代が中堅となって社会を動かしているのか、そうか。大体イメージ画像のガンダムって、脚長いから「ガンダム大地に立つ!」のアニメじゃなくてプラモのデザインよね。
だけど脚の長いガンダムって、地上にあると滅茶苦茶安定悪そうに見えるんですけど。風吹いたら膝とふくらはぎの間ぐらいでぼっきり折れるんじゃないかって……。腕も肩からぼこっと外れて落ちそうだし。そもそも、実物として立像にするなんて前提、デザインする時になかったんだから。あの美しいガンダムのフォルムは18メートルにした時に生きてくるんでしょうか。
もう、いっそ、涅槃仏みたいに寝かせるとか……寝ているガンダム……寝ガンダム(あ、微妙に「ねはんぶつ」と韻を踏んでる♪)……意味ねえっっ!!!
そこにみんなが自分の作ったガンプラをお供えに来たりして……ガンプラ供養かいっっ!
あっ!
私今ようやくわかりました!!
自分が何に不満を感じていたのか!!!
ガンダム立像のイメージ画像を見た時に感じた物足りなさ、それは動きのなさだったのです!
棒立ちガンダム。
それは寝ているガンダム同様、意味のないものではありませんか!!
ガンダムはモビルスーツ、モビルすなわちモバイル、可動性の、ですわよ。
動かないガンダムなんか意味ねーじゃん!
その上戦ってもいないなら「機動戦士」の名がなくってもんだ。
戦うためには、敵キャラを。具体的には
シャアを出せ!
赤い彗星のシャアのザクを出してガンダムとのファイトシーンを再現させれば物足りなさなど雲散霧消、場内は興奮の渦に包まれて盛り上がること間違いなし(実際には「ガンダム大地に立つ!」で戦ってたのは普通の緑のザク二体だったけど)。
ガンダムって、二体のモビルスーツの切り結ぶシーンの構図がめちゃかっこいいアニメだった。それは無重力状態を表現できるアニメだからこそのシーンではあったけれど、そういった殺陣の演出でも視聴者を魅了した作品でもあったのだ。
ガンプラは、そのシーンを立体で再現できるのがとにかくファンにとっては魅力だった。
そのガンダムが棒立ちで見せ物になっているのは、それが実物大だからといって、ファンにとっては嬉しいことではないのである。