――なんとも中途半端なタイトルの会見で、本当は「完成報告」の予定だったのが間に合わなかったんじゃないのかなんて邪推までしてしまいますね。
崔洋一監督、苦闘乗り越え『カムイ外伝』完成間近
アクション初挑戦の松ケン、小雪も自信あり(こちら )
(記事より一部抜粋)
> 白土三平の名作漫画を、崔洋一監督が松山ケンイチ主演で実写映画化した『カムイ外伝』の製作報告会見が7日(木)、都内のホテルで行われた。
崔監督にとっては『血と骨』以来、5年ぶりの長編日本映画となり、初のアクション時代劇に挑戦。撮影に約1年、デジタル処理やCG合成などのポスト・プロダクションに8カ月以上かけ、6月中旬の完成に向けた作業も大詰めを迎えている。それだけに、「苦闘の連続だったが、このチームには皆が心の中で手を結び、完成させるという強い意志があった。あと一歩のところまできています」と表情を引き締めた。
CGカット数は全編の3分の2に及ぶそうだが、「あくまで生身の肉体が軸」と強調。「未経験の積み重ねで、一瞬、気分はジョン・ウーとなったこともあったが、崔洋一はどこまでいっても崔洋一。撮影に入ると別人格になり、常軌を逸して我が身を疑うこともあった。役者にとっても過酷といえば過酷だったんだろう。でも、それを乗り越えていくことが作品の熱情となり、物語の広がり、観客にとっての気持ちいい熱風になる」と持論を展開し、自信のほどをうかがわせた。
アクション初挑戦の松山は、右太ももを負傷し一時撮影が中断したことを振り返りながら「1度リタイアしたので、何としてもやりきろう、撮り終えようというのが昨年の目標だった。自分自身、納得した最高の芝居ができたと思う」と頼もしい限り。ヒロインの小雪も「苦労は、思い出したらきりがない(笑)。でも、私にとって思い入れのある作品で、スタッフ、キャストの皆さんとつくり上げることができた幸せを感じています」と言葉に力を込めた。(以下略)
その言葉、信じてます!