(記事より抜粋)
>待望の人気シリーズ最新作『ターミネーター4』(6/13公開)の監督マックジーを直撃。『ターミネーター』シリーズを大ヒットに導いた1と2の監督ジェームズ・キャメロンからの激励エピソードを語ってもらった。
まずは、ノリノリの笑顔で現れたマックジーとがっちりと握手。本シリーズの熱狂的なファンだというマックジーは、キャメロンと会ったときの話を興奮気味に語った。
「ジェームズはまず、彼自身が『エイリアン2』(86)を監督したときの話をしてくれたよ。リドリー・スコットが監督をして話題となった『エイリアン』(79)の続編の監督ということで、当時彼もすごくプレッシャーを感じたとか。でも、そのときジェームズは、『エイリアン』のシーンを撮影できる機会を得たこと自体を喜び、ファンを大切にしながら、さらに自分にできることをやろうと思ったそうだ」
キャメロンから、『ターミネーター4』に関して具体的なリクエストはあったのだろうか?
「いや、それはなかったね。でも僕は彼に、あなたの監督した『ターミネーター』(84)と『ターミネーター2』(91)から非常に影響を受けたから、ぜひ今回監督に選ばれたことを祝福してください、と言ったんだ。そしたら『祝福するのは出来上がった完成品を見て、いいか悪いかを決めてからにするよ』と言われてしまって」
マックジーはそれをいい意味で、キャメロンからの挑戦状だと受け取ったそうだ。「そのとき僕は、彼がとても正直でフェアな男だと思ったからその挑戦を受けたんだ。彼の映像作家としてのそういう姿勢はありがたいと思ったし、そう言われたことで僕たちは初めて同等になれたんだから」
実際に完成した『ターミネーター4』は、まさに1と2をリスペクトしつつも、新たにマックジーの色が加わった秀作に仕上がった。物語や登場人物の関係性などにも共通点があり、思わずニヤリ。その全貌をいち早く観たい人は、6月5日(金)~7日(日)の先行公開にGO!