麻生久美子、松山ケンイチの豹変ぶりに驚愕! 

監督「津軽弁に耳をすませて」


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Who killed Cock Robin?




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>松山ケンイチと麻生久美子という、絶大な人気を誇る2人を迎えて贈る、これまでにない愛の物語、その名も『ウルトラミラクルラブストーリー』がまもなく公開を迎える。これに先駆けて5月26日(火)、本作の特別上映会が行われ、上映前の舞台挨拶に松山さんと麻生さん、そしてメガホンを取った横浜聡子監督が登壇した。


大歓声に迎えられて登場した松山さん。ジャケットの下からのぞく白いシャツには“ウルトラミラクルラブストーリー”という文字が! 作品への並々ならぬ思いが感じられるが、本作への出演の決め手を聞かれ

「監督も僕も青森出身で、撮影も青森で行われたんですが、そんな機会はなかなかないな、と思いました。それと、脚本からして変わってて、ジャンルや枠組みに囚われない、この自由な世界観に挑戦したいと思って決めました」

と語った。


実際に横浜監督の演出もかなり変わっていたとか。

松山さんは

「まず演じてみて、そこから演出が入るんですが、『次は後ろ向きで走って』とか『壁に張りついてみて』とか『何で?』と思うようなことばかりさせるんです。最初はどういうことなのかと考えてしまいましたが、『考えたら負けだ。(自身が演じた)陽人も考えながらやってるわけではない』と思いまして。出来上がりを観て、こういうことだったのか、と監督のすごさに改めて気づかされました」

と実感のこもった口調でふり返った。


横浜監督は

「恋の話を作ったことがなかったので、もう30歳なんですが、恋の話をやってみようかと思いまして(笑)。でも普通の話は苦手なので、ちょっと変わった感じで、他人がぶつかり合う作品にしてみました」

と本作を説明。主演の2人については

「松山さんは、これまでにもいろんな個性的な役を演じてますが、私の中ではイメージがついてなかったんです。ご一緒してみて、白紙の状態から色をつけて映画のキャラクターになっていく、という印象を受けました。麻生さんは、自分の中に何百色も持っていて、瞬時に色を選んで表現する人でした」

と語った。


町子役の麻生さんにも、松山さんと横浜監督の印象を聞いてみると

「松山さんはいろんな意味ですごく面白い俳優さんです。撮影中は陽人にしか見えなかったです。カメラが回ると一瞬で顔が変わって、キャラクターが自分のものになる感じは、いままでで共演した人の中で一番っていうくらい驚きました。横浜監督には、自分が脚本から抱いていたイメージと逆の要求をされることが多かったんですが、よく『素っ頓狂な声を出してください』と言われました。『素っ頓狂な声ってどんな声だろう?』って思いながらやりました(笑)」

と、いま思い出してもおかしい! といった表情で語ってくれた。

最後に3人に、映画の見どころを尋ねた。横浜監督は

「津軽弁がわかりづらいですが、そこであきらめずに耳をすまして、陽人という一味違う人物と、町子の変化、開放されていく2人の成長ぶりを見てください」

とアピール。

松山さんは

「“ラブストーリー”とありますが、ちょっと違いまして…陽人の周りのたくさんの人々の陽人に対する感情がラブストーリーになってるんじゃないかと思います」

と語った。

麻生さんは

「まずは子供たちの芝居を見てください! それから坂道のシーンでの松山さんのアドリブが素晴らしいので、そこに注目してください」

と呼びかけた。