スポニチアネックス (以下抜粋)
30日公開の映画「ROOKIES―卒業―」(監督平川雄一朗)の“前夜祭”イベントが27日、東京・代々木第1体育館で行われた。佐藤隆太(29)、市原隼人(22)ら出演者が勢ぞろい。1万2000人のファンとドラマ版の主題歌「キセキ」を合唱しヒットを祈願した。
会場を埋めた1万2000人がシーンと静まりかえった。“前夜祭”のクライマックス。佐藤、市原、小出恵介(25)ら“ニコガクメンバー”がアリーナ中央の花道に整列し、作品からの“卒業”を宣言した。
野球部の熱血監督、川藤を演じた佐藤は「(川藤は)でっかい夢。高3の時に(原作)漫画で出合ってからずーっと演じたかった」と話し、「一番根っこの部分で支えてくれた皆さまに感謝」と昨年のドラマから“完走”を果たし感無量の様子。ビデオレターでサプライズ出演した日大桜丘高時代の恩師から「夢はかなえるものだとおまえ自身から教えてくれた」とねぎらわれ、目頭を押さえた。メンバーの涙につられ、ファンからもすすり泣きが漏れた。
公開を3日後に控えて「ROOKIES Fes―卒業前夜祭―」と題されたイベント。今月1日に売り出された1万2000枚のチケット(3900円)は2分で完売。ファンは俳優名や役名を書いた手製のうちわ、ペンライトを振っての大声援で、アイドルコンサートさながらの雰囲気。中間試験期間にもかかわらず来場した埼玉県の高校3年生古川愛海さん(17)は「“ROOKIES”はいま一番大好きなアイドルグループ」と話し、トップアイドル顔負けの人気だ。
映画の前売り券の売り上げは現時点で24万枚を突破。昨年興行収入77億5000万円を記録した「花より男子 ファイナル」をしのぐ勢いだ。佐藤は「最後まで一緒に戦えたことをうれしく思う」と、ファンとドラマ版の主題歌「キセキ」を大合唱し、映画の大ヒットという“奇跡”を祈願した。