Variety より
Wimmer to write 'Recall' remake
1990年にアーノルド・シュワルツェネッガーが主演したSF映画の「トータル・リコール」のリメイク作品の脚本執筆がカート・ウィマーに決まったそうです。
監督はポール・バーホーベン。
記事にはカート・ウィマーは現在アンジェリーナ・ジョリーで撮影快調の「ソルト」のリライトで仕事中と掻かれてましたが、私にとってのカート・ウィマーは脚本家というよりすぐれた映画監督です。
なんといってもクリスチャン・ベール主演、ショーン・ビーン共演でとった「リベリオン」は日本では(ごく一部で)不朽の名作となりましたから!
その次にミラ・ジョボヴィッチを戦うヒロインにむかえて撮った「ウルトラヴァイオレット」も最高でした♪
ミラちゃんの美しさとアクションばかりが語られがちですが、しかし「ウルトラヴァイオレット」の本領はその構図にあります。
カート・ウィマーは、リドリー・スコットに並ぶ程美しい構図で映画を撮る監督なのです。
ただ、リドリーはその構図を自然にみせかける手腕が並外れて上手なのでその画面に全く不自然さを感じないのに比べ、カート・ウィマーは汚しを入れず完璧なまま人前に出しちゃうので観客はどこか人工的なウソ臭さをスクリーンに嗅ぎつけちゃうんですよね。美しすぎるのは、リアリティーに反するのです。だから彼の作品はフィクションを前面に打ち出したSFにしかなれない。私はそこが好きなんですけどね。
見ていると震えが走るほど美しい映画を撮る人なのです、カート・ウィマーは。
次はぜひ監督作品を!