シネマトゥデイ (以下一部抜粋


6日、新宿ピカデリーにて、映画『ターミネーター4』先行上映が行われ、上映後の舞台あいさつに出演者のブライス・ダラス・ハワード、ムーン・ブラッドグッド、アントン・イェルチン、そしてマックG監督が登壇した。

 この日、主演のクリスチャン・ベイルはスケジュールの都合で欠席したが、その穴を埋めるかのように会場を盛り上げたのがマックG監督。登場するなり、壇上には上がらず何故か客席へ向かって走り出し、「ニッポン、ダイスキー!」と絶叫した。さらに「続編があるとしたら、本当に日本で撮りたい。渋谷や新宿、秋葉原あたりがいいかな。秋葉原大好きだよ! 日本のカルチャーから多大な影響を受けているんだ!」と親日家ぶりをアピール。司会者から、具体的に日本のどんな作品から影響を受けたのか聞かれると、「黒澤明監督の『七人の侍』と、「セーラームーン」!」と何とも不思議な組み合わせの作品名をあげて、会場は驚きと笑いに包まれた。


 ほかの若手俳優たちも、観客を壇上に上げたりおんぶしたりする監督の暴走ぶりを笑いながら眺め、ときには一緒に客席に入って直に触れあうなど、大サービスを繰り広げた。主人公ジョン・コナーの父親となるカイルを演じたアントンは「僕たち、プロモーションで世界中をまわりましたが、ここ日本ほど歓迎された国はありません。本当にみなさん、ありがとう!」と日本のファンからの熱い反応にすっかり感激した様子だった。


 『ターミネーター4』は、人類と機械との死闘を描き、1984年の第1作公開以来世界的人気を博しているSFアクションシリーズの最新作。機械軍が起こした核戦争から10年経過した2018年を舞台に、生き残った人間たちによる抵抗軍の指導者となったジョン・コナーの壮絶な戦いを描く。