映画生活より (以下抜粋 )
仏映画『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』が6日、世界に先駆けて日本で公開され、出演の木村拓哉が都内で初日舞台あいさつを行った。
公開初日を迎え
「(映画は)これで皆さんの物になりました。感想はそれぞれあると思いますが、この作品を劇場で見てくれただけで、『やったかいがあったな』とうれしく思います」
と笑顔であいさつ。劇中で木村演じる謎の男・シタオの上半身に、ウジ虫が付いているシーンについて聞かれると
「ウジ、ウジって言わないで。言葉は通じないけど、あくまでも“共演者”なので」
とジョーク交じりに語った。
撮影は、共演のジョシュ・ハートネット、イ・ビョンホンをはじめ、11か国のスタッフとキャストが集結するという多国籍な現場で行われ、英語でコミュニケーションを取りながら体当たりで挑んだ。
「彼らはハリウッドと韓国を代表する役者さんですが、皆さんが思っている以上に普通なんですよ。オフタイムの時は、悪ガキが3人集まったような空間になっていました」
と、互いに刺激を与え合う良い関係であったことを明かした。
同作は、それぞれに苦悩を抱えた男たちの人生が交錯していくさまを描いたサスペンス。『ノルウェイの森』が控えるベトナム系フランス人のトラン・アン・ユン監督がメガホンを取った。