シネマトゥデイ より (以下一部抜粋)


 >日本時間の17日、映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』が北米で7月3日より公開されることが発表された。同作は日本で2007年に公開され、初日公開館数85館、観客動員数200万人、興行成績20億円の大ヒットを記録した。

 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の北米での公開館数は、日本での初日公開館数を上回る、100館に決定している。現在北米では、アカデミー賞外国映画賞を受賞した、映画『おくりびと』が公開中だが、こちらは23館(6/12付け)。簡単計算で考えてもおよそ4倍の公開規模を誇ることになる。北米での配給を担当するイレブン・アーツ社は、かつて渡辺謙主演の映画『明日の記憶』、木村拓哉主演の映画『武士の一分(いちぶん)』を配給した会社で、最近では、高岡早紀主演の映画『The Harimaya Bridge はりまや橋』の製作にもかかわっている。また、共同配給の会社、ファニメーション・フィルムズも、北米でテレビアニメ「ドラゴンボール」「鋼の錬金術師」シリーズの放映を手掛けている。日本の邦画とアニメの配給に強い2社がタッグを組んで、北米でのヒットを狙う。


 「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズは、日本だけでなくアメリカでも人気が高いことが、今回の大規模上映が可能になった理由だ。アメリカでもテレビシリーズが放映されて以来、熱狂的なファンが存在する。今年、アメリカのメディアのIGN(Imagine Games Network)社が発表した人気アニメTOP100では、「新世紀エヴァンゲリオン」が10位にランクインし、日本のアニメの中では唯一TOP10に入った。そのことからも、本シリーズがどれだけアメリカで支持されているかがわかる。ちなみに、1位は「シンプソンズ」で、そのほか日本のアニメは、38位に「NARUTO -ナルト-」、44位に「科学忍者隊ガッチャマン」シリーズ、51位に「DEATH NOTE デスノート」、70位に「ポケットモンスター」シリーズ、78位に「ドラゴンボールZ」、86位に「鉄腕アトム」などがランクインしている。
 
 北米での公開直前の6月27日には、日本で本作の続編で、全4部作の第2部作目となる映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』が公開される。世界中で“ヱヴァンゲリヲン・ブーム”が加熱すること間違いなしだ。


映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』は6月27日よりシネマスクエアとうきゅうほかにて全国公開
映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』は7月3日より北米にて公開