「ねえ、ロブ、あたしね、離婚するの。それでね、いろいろ大変だったりするの。
でね、昨日は弁護士と会ったのね。今日もこれから弁護士と相談なのね。
明日もね、きっと弁護士に会わなきゃいけないのよ。あさっても、その次も……」
「あー、はいはい、そうですか」
「そうなの。明日もあさってもしあさってもその次も……」
「あーはいはい、大変だね」
「あ~、ヤレヤレ、エミリーのヤツ、やっとあっちへ行ってくれたか」
「フヒ~、長い話だったな~。あれじゃ離婚されるのも無理ないよ」
「エミリーの話聞いてるのは拷問も同然だね。退屈で死ぬかと思ったよ」
「あ? エミリー?! え? 話聞いてた?
あれ、ひょっとして凄く怒ってる?!
こうしてロブの顔は無残な有様になったのでした(勿論ウソ)。