シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)


映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(庵野秀明総監督)が27日、全国約120スクリーンで公開され、フィーバーする上映劇場が続出した。

 都内メイン上映館の一つである新宿ミラノ(新宿歌舞伎町)には、なんと公開前日の26日朝から熱心なファンが列を作り、27日午前8時の初回上映前に、約800人が集結。前作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』から約2年を経て、ついにベールを脱いだ新作をいち早く観ようとする熱気を充満させた。近くの新宿歌舞伎町コマ劇場前広場シネシティでは、「第3新歌舞伎町宣言」と題した公開記念イベントも開催され、多数のコスプレイヤーが自慢のコスプレを競い合った。


 今作で初登場する新ヒロイン、真希波・マリ・イラストリアスのコスプレをいち早く披露した女性は、午前中に映画を鑑賞したそうで「言葉にできない感動だった」と興奮しきり。都内から来た高校生のグループも「待った甲斐があった」「アスカ(式波・アスカ・ラングレー)の登場に感激した」などと熱っぽく語り合っていた。

 本作は、大人気テレビアニメーション「新世紀エヴァンゲリオン」(1995ー1996年放送)をリニューアルした『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』全4部作の第2部。2007年に公開された前作は、約80スクリーンでの公開ながら興収20憶円の大ヒットを飛ばした。今回、約1.5倍のスクリーン数で公開された「:破」が、どこまで記録を伸ばすか注目を集めている。 週明けに発表される興行成績ランキングでは、スクリーン数に不利がありながらも、ヒット中の『ROOKIES -卒業-』(約400スクリーン)や同日公開の世界的ヒット作の続編映画『トランスフォーマー/リベンジ』(約300スクリーン)を射程圏内に“ロックオン”し、初登場1位に輝く可能性もありそうだ。