あの『タイタニック』が3D映画に!ピーター・ジャクソンとジェームズ・キャメロンが明かす!
シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)
サンディエゴで開催されていたコミック・コンで、ピーター・ジャクソン監督とジェームズ・キャメロン監督の対談が実現した。
冒頭、司会者にどんな格好でコミック・コンに来てみたいかと尋ねられたジャクソン監督は「ストーム・トルーパーのコスチュームを持っているんだけどね。今回は何が残念かって、クールなコレクションを買えないことだよ」と早速のオタク発言。キャメロン監督は「僕は彼と来て、たくさんサインをして、たくさんの取引をまとめるよ」とジョークを飛ばした。
映画『タイタニック』の撮影中、ジャクソン監督はケイト・ウィンスレットに招待されて現場を見学。そのときはキャメロン監督に会えなかったそうだ。その後、映画『キング・コング』を3Dで撮影したいと考えていたジャクソン監督は、映画『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』がオスカーを総なめにした翌日、キャメロン監督に会いに行ったそうだ。3D映画の可能性を早い段階から信じ、推進してきた二人だけあって、3D映画の製作に対する思いは同じだった。キャメロン監督は、『タイタニック』を3Dにするためのテストを数分のクリップで行い、それが素晴らしかったために全シーンを製作するとのこと。しかし、その作業は1年半掛かるそうだ。ジャクソン監督も『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズを3Dにしたいそうだが、全部をやるにはかなりの時間が掛かりそうだ。
ジャクソン監督は、「昔、僕ははどんな映画が公開されるかよく知っていたけど、僕の14歳の息子は、映画ではなくゲームの売り出し日についてすべて知っている。映画はそんなに観ないんだよね」と話すと、キャメロン監督は「僕もゲームは大好きだけど、ゲームを観て泣きはしないよ」とコメントし、大きな拍手が起きた。ジャクソン監督も「iPodで観る映画は、映画体験のポストカードみたいなもので、劇場で映画を観る体験には対抗できないよね」と話すと、こちらも大きな拍手を浴びていた。
また、ジャクソン監督は、火事で焼けてしまったユニバーサル・スタジオのテーマパークのアトラクション、「キング・コング」に代わって、新たなアトラクションを製作中ということを明かした。暗いサウンドステージに入っていくと、突然周囲すべてがスクリーンになり、そこに8つのプロジェクターを使った映像が映し出される。そして観客は、キング・コングとTレックスのバトルの間に挟まれるような感覚に陥るとのこと。完成予定は来年の夏。話題を呼びそうだ。