シネマトゥデイより(以下一部抜粋)


6月25日に急逝したマイケル・ジャクソンさんの死因究明にあたり連日のように新しい情報が発表されているが、マイケルさんの元専属医師で、マイケルさん死因解明への重要証拠を握っているとされているコンラッド・マーレイ医師の良からぬ実像がこの2、3日中で克明に浮かび上がってきており周囲を唖然とさせている。


 一般閲覧が可能である法廷文書によると、マーレイ医師は、ここ2年間で43万5000ドル(約4,350万円)相当の負債を抱えており、1992年には自己破産を申告。そして翌年1993年から2003年の間に、アリゾナ州とカリフォルニア州で4万4,663ドル(約446万円)という額の州税を滞納しており、同医師の金銭に対しての無責任さ、法に対してのダラシなさが露呈した。



 マーレイ医師が現在在住しているラスベガスの豪邸を見ると、彼がこのような金銭問題を抱えているなどとは想像もつかないが、法廷書類の詳細を見ると、まず同医師名義の未払いの請求書が高じて裁判沙汰に発展した件が数件、子どもの養育費滞納の件、学費ローン滞納の件、医療機器レンタル料滞納の件、と叩けば出てくるホコリの勢いでマーレイ医師のプロとして、そして個人としてのズサンさが明らかになってきている。


 2006年にマイケルさんの子ども(どの子かは不明)を治療したことがきっかけで、マーレイ医師はマイケルさんと意気投合し、主治医としての付き合いというよりはむしろ友達関係になったという。そのつながりでマイケルさんのツアー専属医に任命されたのであろう。


 月給15万ドル(1,500万円)という高給が約束されていた専属医師の仕事は、金銭問題にあえぐマーレイ医師が、是が非でもキープしたいポジションだったに違いないという見方が出てきており、そのポジションを守るためにマイケルさんの言いなりとなって、病院外では処方禁止となっている劇薬をも処方してしまったのでは……と疑われても仕方がないだろう。


 7月28日付当局の発表によればマイケルさんの遺体解剖詳細結果の発表がまたもや数日遅れるらしく、関係者をヤキモキさせているものの、検察側がマーレイ医師に対しての不利な証拠をそろえるのは時間の問題と言われており、これからの事件急展開に興味が注がれている。




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個人として一貫してるじゃないですか、このマーレイ医師。

「借りた金は返さない。自分の金は出さない」という信念に基づいて行動しているようですよ。そりゃ豪邸も立つって。


金の卵を産むガチョウを欲をかいて自ら殺してしまった男の話を思い出しますな。