ムービーウォーカーより(以下一部抜粋)


水嶋ヒロ、佐藤健らと同じく、仮面ライダー・シリーズへの出演でブレイクしたイケメン俳優・中村優一。今年は出演作もめじろ押しで、その人気はただいま急上昇中だ。


彼の出演作で記憶に新しいのは、つい先日まで放送されていたNHKドラマ「ふたつのスピカ」での、宇宙飛行士を目指す秀才・鈴木秋役だろう。優れた才能を持ちながらも、病によって夢を断たれる青年の悲哀を見事に体現し、その演技力をお茶の間に知らしめることに成功している。


また映画では、現在公開中の『ごくせん THE MOVIE』をはじめ、さらに2本の出演作が控えている。首都高を舞台に、走り屋たちの熱い戦いを描いた『湾岸ミッドナイト THE MOVIE』(9月12日公開)では、ドラマで演じた優等生役と打って変わり“悪魔のZ”と呼ばれるスポーツカーを乗り回す青年・朝倉アキオ役を熱演。そのルックスとドライビング・テクニックでモテまくりという、何ともおいしい役柄だ。


続いて『風が強く吹いている』(10月31日公開)では、箱根駅伝に挑む大学駅伝チームのメンバー“王子”こと柏崎茜役に挑戦。中村自身は、もともと陸上部に所属しており、自転車ロードレースを題材にした『シャカリキ』(08)にも出演するなど、なかなかの健脚自慢。そんな彼が「コミックサークルに所属し、メンバーの中で最も運動神経が鈍い」というユニークなキャラクターを演じる点も、見どころになりそうだ。


『仮面ライダー電王』での電車やバイクをはじめ、自転車にロケット、スポーツカーに駅伝と、彼の演じる役柄には、目標に向かってまっしぐらに走り続けるキャラクターが多い。そんながむしゃらなキャラを演じる一方、プライベートでは少女漫画を愛読するという乙男(オトメン)ぶりも、彼の魅力の一つと言えるだろう。今後もひたむきに突っ走る中村優一の活躍を、スクリーンを通して応援したい





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