シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)
映画『シンデレラマン』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた演技派俳優ポール・ジアマッティが、新作映画『Cold Souls』(原題)について語ってくれた。
本作は、魂を抜くサービスにはまった俳優が、魂売買のわなにはまり、自分の魂を取り戻す一風変わった設定のコメディー。本作のキャラクターのように、俳優として行き詰まった経験はあるのだろうか? 「この役ほどスランプに陥ったことはないけど、とある舞台劇で、何度も繰り返しの日々に、新鮮味を感じなくなったときはあったな。映画でも悩むときはあるけど、少なくとも最初から繰り返し演じることがないから、演じやすいよね。それに舞台の場合はその役に成り切ってしまうから、閉幕してもなかなかそのキャラクターから抜け出せないケースがあるんだよ」と個性派俳優らしいコメントを聞かせてくれた。
歴史上の人物の魂を、自分の体に取り入れることができたら誰の魂が欲しいのだろうか?「多分ウィンストン・チャーチル首相だね。彼は、どんなことがあっても動揺せずに物事に対応しそうだろ? だから、彼みたいな魂が欲しいな」と妄想してくれた。いつか監督業もやってみたいというポール。しかし、当分は俳優業でのスケジュールでいっぱいのようだ。