MovieWalker
より(以下一部抜粋)
投票日を8月30日に控え、盛り上がりがいよいよピークに達した「第45回衆議院議員総選挙」。そんな中、なんとジャッキー・チェンやニコラス・ケイジといったビッグスターたちが、“怒りのマニフェスト”を載せたポスターを掲示しているという。
…実はこれ、『新宿インシデント』『バンコック・デンジャラス』などアクション映画のヒット作が、3か月連続でリリースされるキャンペーンのPR用ポスターでの話。ビッグスターたちが劇中のキャラクターの視点からマニフェストを掲げているのだ。
たとえばジャッキーは、恋人を探しにやってきた日本で、昼夜も関係なく働かされる主人公になぞらえ「雇用の機会を拡げます!!」と熱く訴える。日本の雇用問題についてよく分かっているあたり、さすが社会派のジャッキーといったところ(?)。
一方で「命の尊さを教えます!!」というのは、自身の限界を悟り、引退を決意する暗殺者を演じたニコラス・ケイジ。バンコクで繰り広げた銃撃戦はかなりハードで、ようやく生命の尊さが分かったらしく、こちらも見る者の胸に響く内容だ。
さらに「戦争のない国を作ります!!」と叫ぶのはジェット・リー、アンディ・ラウ、金城武の3人。『ウォーロード 男たちの誓い』は実際に中国で起こった戦争を題材にした作品だけに、マニフェストに込めた思いも相当強いものだろう。
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この3作品全部見ましたが、どれも作り手側の熱い思いの伝わってくる良い作品でした。単純にアクションだけを楽しむには少々内容が重すぎるのか劇場公開時のヒットにはつながらなかったのが残念です。
3作品に共通するテーマがあるとしたら「弟分には勝てない」でしょうか。理由は、作品を見ればよ~くわかります。
*血はつながっていないのに弟みたいな顔してつるんでくるのが「弟分」ですが、ここでは「弟子」とか「義兄弟」とか「義理の弟」なんかも含めます。