シネマトゥデイ
>アジア初の本格ウエスタン映画『グッド・バッド・ウィアード』で体当たりのアクションに挑んだイ・ビョンホンとチョン・ウソンが、撮影中に起きた衝撃の裏話を明かしてくれた。
CGを使わないリアルなアクションが話題の本作で、映画初共演を果たしたイ・ビョンホンとチョン・ウソン。二人にお互いをリスペクトする部分を聞 いてみたところ、ウソンは
「役のディテールにまでこだわるビョンホンさんに、改めて尊敬の念を感じました!」
と先輩であるビョンホンから大きな刺激を受け た様子。
一方のビョンホンも、危険なシーンが一番多かったのに、すべてのアクションを自らやり遂げたウソンを絶賛しつつ、
「もっと体をいたわった方がい い」
と真剣な表情でアドバイス。実は、撮影中のウソンに大変なアクシデントが起きていたのだ。
それは、賞金ハンター(チョン・ウソン)、ギャングのボス(イ・ビョンホン)、コソ泥(ソン・ガンホ)という、宝の地図を巡ってバトルを繰り広げ る主役の三人が、初めて顔を突き合わす闇市でのシーン。そこでウソンは華麗なロープアクションを披露するのだが、何と彼は撮影時に手首を骨折していたの だ! しかも、本来ならばギプスをしなければならない状態なのに、衣装の袖からギプスが見えてしまうため、何もせずにアクションの撮影を行ったという。
そんなウソンの熱演を、
「演技に集中しているせいか、自分の体のことなど全然考えていないようだった」
と語るビョンホン。なるほど、演技のためなら危険も顧 みないウソンを心配するのも無理はない。
こまやかな表現力で冷酷なギャングを体現したビョンホンと、体を張った演技で賞金ハンターになりきったウソン。彼らは本作への出演を、
「まるで宝
物を掘り当てたような素晴らしい体験だった」
と振り返る。カンヌ映画祭で世界中から絶賛され、韓国ではリピーターが続出したという『グッド・バッド・ウィ アード』は、二人が心から誇りに思える作品になったようだ。