シネマトゥデイ
>映画『TAJOMARU』に主演する小栗旬、ヒロインの柴本幸、共演の萩原健一らが3日、東京・文京区の東京大学安田講堂で開かれた公開講座で特別講師を務めた。
>映画『TAJOMARU』に主演する小栗旬、ヒロインの柴本幸、共演の萩原健一らが3日、東京・文京区の東京大学安田講堂で開かれた公開講座で特別講師を務めた。
本作は、芥川龍之介の短編「藪の中」に登場する盗賊・多襄丸を主人公にしたオリジナルストーリーの異色時代劇。今回の公開講座は芥川の母校である 東大で開かれたもので、同所でのイベント開催はこれが初めて。約600人の聴講生を前に、小栗は開口一番
「今日はお邪魔します。高校すらまともに行ってい ないのに、こんなところに来ていいのかな?」
と緊張気味。
とはいえ、
「最新映画の製作過程の解説」
というテーマに沿って話が進むと、
「今回は山本さん(山本又一朗プロデューサー)から舞台みたいにしたい と言われたので、演劇的なやり方で演じました。いつも映画ではこんなにしっかりしゃべらないし、思いもぶつけていないですね」
と演技法の違いを解説。
後半の質疑応答コーナーでは、先月30日に衆議院選挙が行われたばかりとあって、今の日本に必要なリーダーの条件は? と尋ねられた小栗だが
「う~ん……」
と回答に困り、しばし沈黙。司会のフジテレビアナウンサー笠井信輔から
「例えば、座長のときに心掛けていることは?」
と類似の質問に置き換 えられて助け船を出されると、
「そういう意味では、主演で座長のときは、極力弱みを見せないようにしていますね」
と明かした。
一方、萩原は出演料をめぐる恐喝未遂で2005年に有罪判決を受けて活動休止後、本作で約4年ぶりに俳優業復帰となった。冒頭のあいさつで「復帰 作です」と笑顔を見せ、質疑で好みの女性のタイプを聞かれると「女性遍歴が多すぎて、わけわかんなくなっちゃった。ゴメンね」と軽妙に答え、聴講生を笑わ せていた。