「トランスポーター3 アンリミテッド」公式サイト
例えば日本の国内線でフライト中に映画を見るとするなら、一番いいのはシリーズものです。
ここでいう「シリーズもの」とは、主人公が同じで一作品ごとに話が完結している作品。邦画だったら「寅さん」のようなタイプの作品がそれにあたります。
毎回ディテイルが違っているけれど大筋としての話のパターンは決まっているので、たとえ最後まで見られなかったとしても結末を知りたくてやきもきすることはない、みたいな。
飛行機で映画を見ていてよくあるのがクライマックスの一番いいところで「機長からのお知らせ」が入ったり、着陸のために映画の途中で上映がストップしてしまうこと。これには本当に頭に来ます。
日本国内のフライトだと、90分ぐらいの作品じゃなければ最初から最後まで見るのはまず無理。そういう場合、途中で終わってもイライラせず、帰りの便で続きを見ればいいやぐらいの心のゆとりを持てる映画といえばシリーズものに限ります。
まあ実際「寅さん」なんか良さそうなものですが、でも「寅さん」ってあれで意外と展開自体はスリリングなのですよ。寅さんの恋路がどのように迷走するのか、見守る観客はハラハラドキドキ目が離せないものです。最後はどんなシーンになるか薄々見当はついたとしても、途中で打ち切られたらやっぱりちょっとむっとすると思います。
「ロッキー」なんかもこのタイプ。
「ダイハード」は、これはストーリーに謎解きがあるからやっぱり途中でやめられない。
「ランボー」は見ている間に殺伐としてくるし、「エイリアン」や「ターミネーター」は暗くなる。
「トランスフォーマー」なんか意外とイケそうだけど、これはまだ2作しか作られてないのでシリーズというのにはもう一歩及ばない感じ。
シリーズというには、やはり最低3作は欲しいところ。
往年の「007」シリーズもよございますが、ショーン・コネリーだとさすがにね、古い。機内上映で見てると失笑してしまうかもしれない。これは過去の名作としてもっとゆったり構えて見るべきでしょう。
ピアース・ブロスナンの主演シリーズだと丁度いいかもしれませんが、これは微妙に中途半端な時代遅れ感が漂いそうですね。
ダニエル・クレイグはまだ二作しか主演してないので、これから。
そのダニエルのボンド映画が影響を受けたと思われる「ボーン」は3作あるのでシリーズものとしてもいいですが、これは一応三部作の扱いなんですよね。一作ごとに話の展開が違いますから3作品とも全部最後まできっちり見なくてはならない。フライト中に全部上映できるのでない限り、機内上映には向きそうもありません。見ながら手に汗握る映画だと、飛行機降りてからヨレヨレになっちゃいそうだし。
その点、「トランスポーター」は機内上映にぴったりです。
現在三作目「アンリミテッド」が公開されている立派なシリーズ作品で、しかも親切なことに日本の上映では本編の前に「トランスポーター コンプリートマニュアル」なんて、「登場人物紹介」と「前回までのあらすじ」を兼ねたようなショートフィルムがついてたので、これを見るだけでこのシリーズの話がどう展開するか分かります。
ワタクシ見ましたが、これ、ドキドキはしますがハラハラはありません。シリーズものの醍醐味というか、どんな危険な状況でも安心して見ていられるので、手に汗握るのではなくやんやの喝采を浴びせながら見るべき娯楽映画に仕上がっておりました。
シリーズものの娯楽映画だけど、エンターテインメント大作と大上段に構えるようなものでもない。
ちょっと気分がむしゃくしゃしている時にフラっと立ち寄って見る事ができて、見終わったあとは鬱憤がすっかり晴れてスッキリしているという、正しい娯楽映画のあり方の見本みたいな作品です。
ジャッキーが香港時代の若い頃にたくさん出演していたカンフー映画みたいな娯楽映画をもっと洗練された形で見ているような感じ。それが「トランスポーター3 アンリミテッド」でした。
シリーズとして丁度よいこなれ具合だったので、この先の「トランスポーター」がいい感じで続いていくことを期待します。
「トランスポーター」シリーズが最も機内上映に向いているのは、この映画を見ていると車よりも飛行機の方がよっぽど安全な乗り物だと心底思えることなんですが。
そうそう、日本で唯一国内線なのに機内で映画が見られるのはこちら。
スターフライヤー公式サイト
ぜひとも「トランスポーター」シリーズを機内上映してください!
国内線なのに機内で映画が観られる!『スターフライヤーの機内で観たい映画』大募集 ←参加中
例えば日本の国内線でフライト中に映画を見るとするなら、一番いいのはシリーズものです。
ここでいう「シリーズもの」とは、主人公が同じで一作品ごとに話が完結している作品。邦画だったら「寅さん」のようなタイプの作品がそれにあたります。
毎回ディテイルが違っているけれど大筋としての話のパターンは決まっているので、たとえ最後まで見られなかったとしても結末を知りたくてやきもきすることはない、みたいな。
飛行機で映画を見ていてよくあるのがクライマックスの一番いいところで「機長からのお知らせ」が入ったり、着陸のために映画の途中で上映がストップしてしまうこと。これには本当に頭に来ます。
日本国内のフライトだと、90分ぐらいの作品じゃなければ最初から最後まで見るのはまず無理。そういう場合、途中で終わってもイライラせず、帰りの便で続きを見ればいいやぐらいの心のゆとりを持てる映画といえばシリーズものに限ります。
まあ実際「寅さん」なんか良さそうなものですが、でも「寅さん」ってあれで意外と展開自体はスリリングなのですよ。寅さんの恋路がどのように迷走するのか、見守る観客はハラハラドキドキ目が離せないものです。最後はどんなシーンになるか薄々見当はついたとしても、途中で打ち切られたらやっぱりちょっとむっとすると思います。
「ロッキー」なんかもこのタイプ。
「ダイハード」は、これはストーリーに謎解きがあるからやっぱり途中でやめられない。
「ランボー」は見ている間に殺伐としてくるし、「エイリアン」や「ターミネーター」は暗くなる。
「トランスフォーマー」なんか意外とイケそうだけど、これはまだ2作しか作られてないのでシリーズというのにはもう一歩及ばない感じ。
シリーズというには、やはり最低3作は欲しいところ。
往年の「007」シリーズもよございますが、ショーン・コネリーだとさすがにね、古い。機内上映で見てると失笑してしまうかもしれない。これは過去の名作としてもっとゆったり構えて見るべきでしょう。
ピアース・ブロスナンの主演シリーズだと丁度いいかもしれませんが、これは微妙に中途半端な時代遅れ感が漂いそうですね。
ダニエル・クレイグはまだ二作しか主演してないので、これから。
そのダニエルのボンド映画が影響を受けたと思われる「ボーン」は3作あるのでシリーズものとしてもいいですが、これは一応三部作の扱いなんですよね。一作ごとに話の展開が違いますから3作品とも全部最後まできっちり見なくてはならない。フライト中に全部上映できるのでない限り、機内上映には向きそうもありません。見ながら手に汗握る映画だと、飛行機降りてからヨレヨレになっちゃいそうだし。
その点、「トランスポーター」は機内上映にぴったりです。
現在三作目「アンリミテッド」が公開されている立派なシリーズ作品で、しかも親切なことに日本の上映では本編の前に「トランスポーター コンプリートマニュアル」なんて、「登場人物紹介」と「前回までのあらすじ」を兼ねたようなショートフィルムがついてたので、これを見るだけでこのシリーズの話がどう展開するか分かります。
ワタクシ見ましたが、これ、ドキドキはしますがハラハラはありません。シリーズものの醍醐味というか、どんな危険な状況でも安心して見ていられるので、手に汗握るのではなくやんやの喝采を浴びせながら見るべき娯楽映画に仕上がっておりました。
シリーズものの娯楽映画だけど、エンターテインメント大作と大上段に構えるようなものでもない。
ちょっと気分がむしゃくしゃしている時にフラっと立ち寄って見る事ができて、見終わったあとは鬱憤がすっかり晴れてスッキリしているという、正しい娯楽映画のあり方の見本みたいな作品です。
ジャッキーが香港時代の若い頃にたくさん出演していたカンフー映画みたいな娯楽映画をもっと洗練された形で見ているような感じ。それが「トランスポーター3 アンリミテッド」でした。
シリーズとして丁度よいこなれ具合だったので、この先の「トランスポーター」がいい感じで続いていくことを期待します。
「トランスポーター」シリーズが最も機内上映に向いているのは、この映画を見ていると車よりも飛行機の方がよっぽど安全な乗り物だと心底思えることなんですが。
そうそう、日本で唯一国内線なのに機内で映画が見られるのはこちら。
スターフライヤー公式サイト
ぜひとも「トランスポーター」シリーズを機内上映してください!
国内線なのに機内で映画が観られる!『スターフライヤーの機内で観たい映画』大募集 ←参加中