毎日jp より(以下一部抜粋)


 命懸けのギャンブルを描いた、福本伸行さんのマンガが原作の映画「カイジ 人生逆転ゲーム」(佐藤東弥監督)の公開初日舞台あいさつが10日、東 京・有楽町の映画館で行われ、主演の藤原竜也さん(27)、天海祐希さん(42)、香川照之さん(43)ら出演者と、佐藤監督が登場。藤原さんは「地下の 生活は良かったので、もう一度逆戻りしてみたい。強制労働の後に飲んだビールの味は忘れられない」と語り、過酷なシーンを笑顔で振り返った。


 映画は、友人の借金の保証人となり多額の負債を抱えることになったフリーター・伊藤カイジ(藤原さん)が、その返済のため悪徳金融の社長・遠藤凜子(天海さん)に誘われるまま豪華客船「エスポワール号」に乗り込み、生死を掛けたギャンブルに挑む……というストーリー。


 もし続編が出ることになった場合、自身の演じた役はどのように変化していると思うかという質問に、藤原さんは「(カイジは)大変な思いをしてきた ので、間違いをおかすことなく生きていてほしい」と回答。すると、香川さんから「それじゃ、続編ができなくなりますけ…ど…」と突っ込まれた藤原さんは、 「もう一度自堕落な生活を送ってもらって。懲りない奴のままで」と訂正し、会場の笑いを誘っていた。


 原作のマンガは、96年から「週刊ヤングマガジン」(講談社)で連載され、極限まで追い詰められた人間の心理描写や数々の奇抜なゲームを描いた人 気作品。3シリーズでコミックス(全39巻)累計1300万部を発行している。07年には日本テレビ系でアニメ化もされた。映画は全国東宝系でロード ショー。