シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

ベン・アフレックが主演した2003年の映画『ペイチェック 消された記憶』以来、英語作品を製作していないジョン・ウー監督が2本の英語作品を企画していることが明らかになった。映画サイトMovielineが伝 えたところによると、1967年のフランス映画『サムライ』のリメイクとマルコ・ポーロの映画を企画しているとのこと。『サムライ』は、ジャン=ピエー ル・メルヴィル監督がゴアン・マクレオの小説「ギャング」を脚色したギャング・アクション映画で、アラン・ドロン演じるサムライのように生きる一匹狼の殺 し屋を描いているフィルム・ノワールの傑作だ。ジョン監督は『サムライ』をおおまかに基にして1989年の映画『狼/男たちの挽歌・最終章』を製作した が、20年経った今「現代映画として製作したいんだ」と説明している。

 ルスティケロ・ダ・ピサの「東方見聞録」で知られる13世紀のヴェネツィアの商人、旅行家であるマルコ・ポーロの映画は歴史大作として企画してい て、ジョン監督は「マルコ・ポーロとモンゴル帝国皇帝のクビライの関係の話が私のお気に入りだ」と話している。どちらの映画にしても、ジョン・ウー監督独 特の映像美を生かす作品になりそうで期待できそうだ