>メル・ギブソンの出世作であるアクション映画『マッドマックス』シリーズ4作目の撮影をスタートさせると監督の ジョージ・ミラー自らが明らかにした。これは、ジョージ監督が母国オーストラリアのテレビ局ABCのニュース番組でインタビューに答えたもので、監督はシ リーズ4作目のために作られた車やスケジュール表を記者たちに紹介して、撮影の準備が整いつつあることを明かした。
インタビューでジョージ監督は、試作品と思われる車の横に立ち「(シリーズ4作目に登場する)車はすべて高性能でなくてはならないのだ。なぜな ら、撮影は高速スピードで行われ、たくさんのスタントシーンがあるためにとても、とても安全でなくてはならない」と、『マッドマックス』シリーズ4作目と いう期待作であり、超大作である本作のために、誰も成しえたことがないようなことに挑戦しようとしていると話した。また、監督はシリーズ4作目の製作が発 表されてから撮影開始まで時間がかかった理由として、撮影に耐えうるタフな車を組み立て、用意するために時間がかかったと色分けされたスケジュール表を見 せた。
1979年に製作されたシリーズ1作目『マッドマックス』から30年経った今、アクション映画も様変わりし、監督は少しずつ調整して、シリーズ4 作目として最適な方法を考えているようだ。トム・ハーディー、サム・ワーシントン、シャーリーズ・セロンなどシリーズ4作目のキャスティングのうわさは絶 えないが、監督は現在キャスティングに取り組んでいる最中であることを語った。「インターネット上で(出演者として俳優の名前など)いろいろ流れているみ たいだが、(監督である)私でさえ誰が出演するか分からない状態だよ」とこれから6~7週間の間キャスティングでとても忙しくなると話し、監督はうわさに なっているシャーリーズの出演や主人公マックスを演じる俳優の名前を明らかにしなかった。
シリーズ4作目の撮影は、オーストラリアのシドニーとニューサウスウェールズ州の奥地で行われる予定で、オーストラリア経済を刺激する材料になると国内では期待されている。プリプロダクションは10月の最終週から開始され、撮影は来年の8月から30週にわたり行われる。