シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

28日に全世界で一斉公開された映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が米ボックスオフィスによると1日で744万ドル(6億6千9百万円)を稼ぎ出し、28日のボックスオフィス1位の座を獲得した。

 2位の、ハロウィン間近で全米大ブレイク中ホラー『パラノーマル・アクティヴィティ』(原題)の146万ドル(1.2億円)を大きく引き離しての1位となった。


 世界的には1日で2010万ドル(約18億円)を稼いだとHollywood.comは報じており、日本では120万ドル(約1億円)、フランスでは190万ドル(1.7億円)、ドイツでは120万ドル(約1億円)を稼ぎ出した。

 近年、ハリウッド映画の大作は水曜日が公開日になることが多く、最近では『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(初日54億円)や『トランスフォーマー』(15億円)などがこれにあたる。


 『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』は、ディズニーの映画『ハイスクール・ミュージカル』を大ヒットに導いたケニー・オルテガが監督で、6月25日に急逝してしまったためにかなうこと がなかったマイケル・ジャクソンの「this is it」のロンドン・ツアーのクリエーティブ・パートナーでもあった。そのため本作にもたびたび登場。しかし、この『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』の監督で燃え尽きてしまったオルテガ監督は、この後に監督する予定だった映画『フットルース』のリメイク映画をはじめこの後に控えていた映画の監督 をすべてキャンセルしている。それほど『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』は、パワフルで感動的。


 映画評論家の評価も高く、映画ポータルサイトのユーザーの評価もダントツの高さだ。Hollywood.comは、5点満点中星4、辛口のレビューが連続する、Yahoo! JAPANのYahoo!映画でも4.84とほぼ満点の評価を獲得している。


 『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』は「スリラー」や「マン・イン・ザ・ミラー」などマイケルの大ヒットナンバーをリハーサルとは思えないほどのクオリティでマイケルが歌って踊る姿は 「this is it」のコンサートの観客になってしまったかのような錯覚を覚えるほどだ。驚かされるのがマイケルほどの天才がスタッフへのダメ出しなどの指示をやさしく 丁寧に行っていること。マイケルの愛にあふれた人柄がにじみ出ており、涙なくして見られないファンも多い。