シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

大ヒット映画『スパイダーマン』がブロードウェイ・ミュージカル化されるが、その主人公スパイダーマンのキャスティングが正式に発表された。

 ロックバンド、カーニーのリードヴォーカルで、俳優としても活躍しているリーヴ・カーニーがスパイダーマンことピーター・パーカー役に決まった。 正式発表を受けてリーヴも、バンドの公式サイトやMyspaceのページのほか、YouTubeへも「リーヴ・カーニーはスパイダーマン!(Reeve Carney is Spiderman!)」というタイトルの動画をアップロードしている。動画のリーヴがカメラの前で信じられないといった様子なのは、スパイダーマン役を 巡っては候補者に数千名の名前が挙がっていたといわれており、その中にはもちろんハリウッドで活躍する有名俳優たちの名前も含まれていたからだ。26歳の リーヴは、工藤夕貴が出演した1999年の映画『ヒマラヤ杉に降る雪』でイーサン・ホーク演じる主人公イシュマエル・チェンバーズの少年時代を演じてお り、来年アメリカで公開予定のウィリアム・シェイクスピアの戯曲「テンペスト」の映画化作品ではヘレン・ミレンやクリス・クーパーら演技派俳優と共演する ことも決まっている。


 舞台版『スパイダーマン』のタイトルは「スパイダーマン:ターン・オフ・ザ・ダーク」(原題)で、ブロードウェイ史上最高の制作費を掛けて作り上 げられる超期待のミュージカルだ。音楽はU2のボノとジ・エッジが手掛けることが決まっており、演出はミュージカル「ライオン・キング」でトニー賞を受賞 しているジュリー・テイモアが担当し、リーヴにとっては映画版「テンペスト」に続いて再びジュリーとコンビを組むことになる。エヴァン・レイチェル・ウッ ドが映画版でキルスティン・ダンストが演じたスパイダーマンの恋人メリー・ジェーン・ワトソン役を、アラン・カミングが映画版でウィレム・デフォーが演じ たグリーン・ゴブリンに変身するノーマン・オズボーン役を演じる。舞台は来年からニューヨークのヒルトン・シアターで上演開始される予定だ。