シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

>いよいよ映画界のホリデー・シーズンが開幕! 今週の全米興行収入トップの栄冠に輝いたのは、ディズニー3Dアニメ映画『Disney'sクリスマス・キャロル』だった。

 ジム・キャリーが主演でロバート・ゼメキス監督の同作品は、週末興行成績3,005万ドル(約27億450万円)をたたき出したというのに、関係 者はどういうわけか浮かぬ顔である。というのも、全米ボックスオフィスが去年の同時期よりも16パーセント低下というニュースに加えて3,683館で封切 られた『Disney'sクリスマス・キャロル』は、6,500スクリーンというものすごい数で大型ロードショーが敢行されているのにもかかわらず、思っ たように成績が伸びなかったのだ。(1ドル90円計算)


 また、ジムの2000年の作品で、デビュー週末に5,508万ドル(約49億5,720万円)を売り上げた映画『グリンチ』と比べると、製作費が 2倍近くかかっている『Disney'sクリスマス・キャロル』のデビュー売り上げ成績は、手放しで喜べない状況にあることがわかる。


 だが、ここでガッカリするのはまだ早い! ゼメキス監督の2004年の映画『ポーラー・エクスプレス』のオープニング成績は、2,330万ドル (約20億9,700万円)という地味な数字に終わったもののその後、感謝祭・クリスマスを通してジワジワと成績を伸ばし続け、結局興行収入が1億ドル (約90億円)の大台に乗ったのだ。最終的には、国内だけで推定1億8,080万ドル(約162億7,200万円)という数字を残しており、 『Disney'sクリスマス・キャロル』もホリデー・シーズンを迎えて、本格的なバトルはこれからかもしれないのだ。


 今週の第2位は、先週の第1位からダウンした映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』で1,316万ドル(約11億8,440万円)の売り上げ。今までの勢いからしても、第2位は順当といった感じか。


 第3位は、初登場でユアン・マクレガー、ジョージ・クルーニーの豪華コンビが出演した映画『ザ・メン・フー・ステア・アット・ゴーツ』(原題)の 1,271万ドル(約11億4,390万円)。2,443館・2,700スクリーンで公開されたこの作品は、ジョージ主演の映画『バーン・アフター・リー ディング』のデビュー成績より多少劣ったものの、同じくジョージ主演映画『かけひきは、恋のはじまり』や、2002年度のジョージ監督映画『コンフェッ ション』よりは、断然いい成績を残した。


 第4位は、映画『THE 4TH KIND フォース・カインド』で1,220万ドル(約10億9,800万円)。またもや事実に基づいた話を売り文句にしたホラー映画で、配給のアンケート調査によ れば、観客の55パーセントが男性、61パーセントが25歳以下という客層だった。


 第5位は、先週の第2位から49.5パーセントの下降率で、映画『パラノーマル・アクティビティ』の828万ドル(約7億4,520万円)。製作 費1万5,000ドル(約135万円!)から判断すれば、金庫がはち切れそうなほどの稼ぎを上げている。ちなみに、すでに続編が企画されているとのこと。


 さて、次回のチャート予想だが初登場でトップに躍り出ると思われるのは、世紀末パニック映画『2012』。サイアク映画の異名をとった映画『紀元前1万年』以来話題作がなかったローランド・エメリッヒ監督久々のスペクタクル作品である。


 『2012』と比べるとかなり小粒だが、ピリリと辛くて味わいあること請け合いなのが、映画『パイレーツ・ロック』でこちらも注目だ。イギリスで 実際にあった話で、1966年にイギリス政府の網の目をかいくぐって北海に浮かべたボートから違法海賊ラジオで、ロックを流しまくっていたアナーキー男た ちのコメディー・ドラマだ。フィリップ・シーモア・ホフマン、ビル・ナイ、ケネス・ブラナーと歯応えのあるキャスト陣が、海の幸ならぬ“映画の幸”を味わ わせてくれる。



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「パイレーツ・ロック」は日本ではすでにというか現在公開中です。
誰が一番かっこいいかというとそれはもちろんビル・ナイなのですが、一番可愛いのは何故かフィリップ・シーモア・ホフマンだったりします。そう! このオスカーウィナーって実はとっても可愛い人なのでした。まだブレイクする前に「ツイスター」に出演してましたが、そこでのフィリップは「憎めない変人」といった役どころを気持ち悪さに至るギリギリのところで可愛さに留めるという至難の業で演じておりましたわ。ジャック・ブラックに近いけれどあそこまで濃くなりすぎないって感じかな? ちょっとテディベアっぽい愛嬌があるんですね。

その後演技派として頭角を現してからはそういう可愛らしい側面はほとんど見せることがなくなってたんですが(といっても私の見ているシーモア作品はごく限られてますが)、この「パイレーツ・ロック」で久々に垣間見せてくれました♪

この映画、出てくる男性も女性も皆本当に可愛いです。だからとっても可愛い映画に仕上がっているんです♪