シネマトゥデイより


 [シネマトゥデイ映画ニュース] 最新作『2012』がアメリカで公開され、圧倒的な大ヒットを収めている監督のローランド・エメリッヒ。エメリッヒ監督が、自身の監督映画『インデペンデンス・デイ』の続編について明らかにした。


 ローランド監督がMTVとLatinoReviewのインタビューで語ったところによると、『インデペンデンス・デイ』の続編は2部作構成で製作するとのこと。続編はまだ脚本を執筆する段階ではないが、監督が考えているタイトルは『ID4-エヴァー』(原題)で、すでに20世紀フォックスにもアプローチしているそうだ。物語は、前作から数年後を舞台にしており、前作で大統領役のビル・プルマンや巨大円盤の迎撃したパイロット役のウィル・スミスも登場し、監督は2部作の映画でより大きな弧を描きたいと希望している。


 アカデミー視覚効果賞を受賞し、興行的にも大成功を収めた映画『インデペンデンス・デイ』の続編は前作の公開後から企画されていたが、エメリッヒ監督は続編として相応しいストーリーが見つからず過去に製作を断念している。今回エメリッヒ監督は続編としてぴったりな物語を考えついたようで、続編製作が行われるかどうかはウィル・スミスの出演に掛かっているとのこと。


 20世紀フォックスは、前作出演時より高額なギャラが必要なウィル抜きで続編を製作しようと考えているようだが、前作でローランド監督と共に脚本を執筆したディーン・デヴリンと監督は、続編に不可欠な存在であるウィル抜きでは続編を作りたくないとコメントしている。大ヒット映画に相次いで出演して人気俳優としての地位を不動のものとしただけでなく、『幸せのちから』と『ALI アリ』でアカデミー主演男優賞にノミネートされ、その演技力も認められたウィルが『インデペンデンス・デイ』の続編に出演するか気になるところだ。


 マヤ暦による2012年終末説を題材にしたディザスター・ムービー『2012』は、11月21日から日本で公開される。『2012』はテレビシリーズ化も進んでおり、映画の後日談を描く予定であることが明らかにされている。