シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

17日、六本木ヒルズアリーナで映画『2012』ジャパンプレミアが開催され、主演のジョン・キューザック、アマン ダ・ピート、モーガン・リリー、リアム・ジェームズ、プロデューサーのハラルド・クローサー、ローランド・エメリッヒ監督らが登場した。

 今シーズン最大の冷え込みを記録したこの日は、朝からの雨が降り止まず、会場となったアリーナに冷たい雨が吹き込む最悪のコンディション。実は今 年7月に「エメリッヒ監督と一緒に皆既日食を観る」という来日プロモーションが敢行された際も、曇り空のせいで肝心の日食観測ができなかった。つくづく天 候に恵まれない本作だが、地球滅亡をもたらす天変地異を描いた内容だけに、この日の大雨も終末観を絶妙に演出しているように見えた。すでに世界全体で 200億円を超える興行収入をマークしている本作にとっては、恵みの雨ともいえそうだ。


 主演を務めたジョンは、映画の好調ぶりも手伝ってか、ファンからのサイン攻めにも快く応じ、終始ご機嫌。「ここ東京で、プロモーションの最後を飾 れるのはとても光栄」と満足げな表情を浮かべ、エメリッヒ監督も「災害を描いた作品だが、テーマは家族愛」とキャリア最高傑作との呼び声高い本作を日本の ファンに向けてアピールしていた。


 『2012』は、2012年12月21日に世界が滅亡するというマヤ暦の予言をベースに、全世界を巻き込む大惨事を驚異のVFX映像で描いたスペクタクル超大作。すでにテレビシリーズ化も進んでおり、映画の後日談を描く予定であることが明らかになっている。

映画『2012』は11月21日より丸の内ルーブルほかにて全国公開