eiga.com より(以下一部抜粋)

>アカデミー監督賞に2度ノミネートされている「ミルク 」のガス・バン・サント 監督が、ホームグラウンドの米オレゴン州ポートランドで新作の撮影を始めた模様だ。

一時「レストレス(Restless)」と題されていた同作のタイトルは現在「未定」となっており、新人脚本家ジェイソン・ルーが書いた戯曲「Of Winter and Water Birds」を脚色するドラマ。製作はイマジン・エンターテインメント。ブライアン・グレイザーロン・ハワードブライス・ダラス・ハワード 、バン・サントがプロデュースする。


米ハリウッド・レポーター誌によると、不治の病に冒された少女と死に取り憑かれた青年との恋を描くダークな青春ドラマで、2人は青年の両親の葬儀に立ち合うという内容らしい。

主演は、ティム・バートン 監督の「アリス・イン・ワンダーランド 」(2010年4月17日公開)のアリス役に抜擢された20歳のオーストラリア人女優ミア・ワシコウスカ と、デニス・ホッパー の息子である19歳の新人ヘンリー・ホッパー。


そして、クリント・イーストウッド 監督の「硫黄島からの手紙 」やオムニバス映画「TOKYO!」のミシェル・ゴンドリー 監督エピソードに続く外国人監督作への出演となる加瀬亮 は、ホッパー演じる青年の“友人”となるゴースト役になる模様。ほかに、シシー・スペイセク の娘でソングライターのスカイラー・フィスク(「オレンジカウンティ」)が少女の姉役、中国人俳優チン・ハン (「ダークナイト 」)が少女の担当医師役、ジェーン・アダムス (「リトル・チルドレン 」)が青年の叔母役として脇を固める。


ニューヨーク大学映画学科の同級生だった脚本家ルーから戯曲の映画化権を買ったプロデューサーの娘ブライスは「ありのままのリアリズム、冗談めいた ユーモア、激しいエモーションで、成人になろうとする若者らの人生のターニングポイントを深く描いている。これまでも若者やアウトサイダーたちの複雑さを 神秘的に伝えてきたガスだからこそ描くことができる。これは、とりわけ、アウトサイダーの旅だからね」と力説。加瀬亮 がそんなバン・サント映画でどのようなバイプレーヤーぶりを見せるのか楽しみだ。