ブログネタ:「贅沢な瞬間」ってどんな時?
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でおなじみの有限会社武蔵野ワークス さんから一足早いクリスマスプレゼントに1ミリリットルのサンプルボトル3本が届きました。
これ、自分で選んだんですが、50種類もの中から説明書きを頼りに3種類を選び出すのは本当に大変でしたよ! できれば全部欲しいぐらいです(←欲張り!)。
有限会社武蔵野ワークス の香水は
>「日本の風土と日本人に合う香り」を追求していくと、実は日本の花がもっとも私たち日本人に愛される香りとわかり、次第に日本の花・和の花がテーマとなっていきました。
と紹介文に書かれている通りに自然で優しい香りがメインで、ヨーロッパ系のように突出した匂いが含まれていないので、どれも普段から身につけられるという安心感があるのです。
その中から今回悩みに悩み抜いて選んだのが、
「青山路 (セイザンジ)」:(せいざんじ)ウッディ・タイプ。微かな木の香り、深い森林のイメージ。ルームフレグランスにもOK
「フリージア 」:ミュゲ、リラ、ネロリ、イリス、ムスクなど多彩な香調で元気よく。ほのかに余韻を残す甘さ、本物のフリージアよりややグリーン感。賛否分かれる香り。
「菩提樹の花 (ボタイジュ)」:(ぼだいじゅ)菩提樹の花の香りを中心にライラック、ミモザなどを合わせました。黄色の花から漏れる独特な芳香、記憶に残る懐かしさ。
でした。
結構私、草花よりも木の方が好きみたいでございます。特に北海道のような冷帯の植生に惹かれると申しましょうか……具体的には「ライラック=リラ」とか「スズラン=ミュゲ」とかね、どうしても生まれ育った環境に咲いて香っていた花に戻っていくのでございますよ。
さて、自分一人で部屋にこもり、この3種類をテスター用にコーヒーのペーパーフィルター(濾紙)を細く切った物に少量ずつしみこませ、いよいよそれぞれの香りを確かる作業にとりかかりました。う~ん、これぞ贅沢ぜいたく♪
まずは「青山路」。
これはもう、さわやかですがすがしくて……夏用ですね、どう考えても。香りとしては良くてもさすがに今使うにはどうにも季節外れな感が否めないというか……来年の夏までとっておこう。
大雑把な印象でいうと、男性用のアフターシェーブローションなどに使われている香りから男臭さを抜いた感じですね。男性から性的な部分を消し去ったといってもいいです、あくまで香りとしての話ですが。
本当に植物的で中性的な……あれですよ、昔の少女漫画に出てくる美少年のイメージ。それもジルベールじゃなくってセルジュの方だな(←何の話だ)。
最初は清々しい香りなのに、最後に残るのが後をひく様な甘さというのもおもしろいですよね。初恋の甘さがいつまでも忘れられないという感じ?
香りの強い部分は比較的早く消えてしまうので、身につけるよりもルームフレグランスとして使う方がいいのかもしれません。家に居ながら森林浴の香りで気分転換にもってこいかも。
「フリージア」。
言葉では表現しようのない香りでした!
敢えていうならミステリアス。
>賛否分かれる香り
と書かれているのもむべなるかな。
なんていうかその……ちょっとしつこいような強い香りなんですよね。しつこすぎたり強すぎたりする直前でかろうじて自分を抑えてはいるものの、でもおさえきれない自己主張の強さがもれてくる、みたいな。
香りの第一印象はあまりよくないんですが、でもこの「フリージア」は香りがすごく持続して、そしてボトルから出した直後よりも空気に混じって時間がたってからの方がずっと良いイメージになるんです。慣れるとくせになる香りというのかな。私は好きになってしまいました。
フリージアは、アレンジメントに使うのにバケツ一杯ぐらいの花を部屋に持ち込むと空気の匂いがガラリ変わるので、それで初めて実は強い香りがあったんだなと分かるような花なんですが、ものすごく生命力が強いんです。アレンジメントでカットしてカットして、どんなに短くなった枝の先のつぼみでも、オアシスにちゃんと挿してやれば間違いなくその花を開く、そんな花なんですよ。目立たないようでいて、実はとても使いやすい花なのでフラワーアレンジメントの強い味方でもあります♪
そういうフリージアの花の人となり(?)にぴったり合ったイメージの香水なんだなとすっかり感動した次第。
「菩提樹の花」
「フリージア」の強く甘い香りのあとだとさわやか系の「菩提樹の花」はちょっと分が悪い感じかも……。味でいうなら甘みだけでなく酸味も聞いているという感じ。「フリージア」がネクタリンなら「菩提樹の花」はグレープフルーツかな。よく嗅ぐと意外と鮮烈な香りがします。
さわやかなようでいて、全然きゃぴきゃぴしていない。浮ついたところのない、落ち着きと奥ゆかしさを感じるあたり、さすがに「菩提樹」の名に恥じないということでしょうか。「菩提樹の花」ってどんな香りが知らないんですが、香りの中に樹木を感じるので、きっと花の咲いている森の中に迷い込むとこんな空気が漂っているのでしょう。
清々しさと年輪を同時に感じられる香りは、年齢を重ねても老いることのない、人の血も吸わない美しきヴァンパイア、エドワードにぴったりの香りかな? 決して派手ではないけれど、どこかスパイシーで刺激的。表面はひっそりと物静かなのに心の底では情熱に身を焦がしているような、そんな両極端をあわせ持つ香り、それが「菩提樹の花」でした。
香水の香りにどっぷりと身を浸しているのは至福の時、これぞ「贅沢な瞬間」そのものです。
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でおなじみの有限会社武蔵野ワークス さんから一足早いクリスマスプレゼントに1ミリリットルのサンプルボトル3本が届きました。
これ、自分で選んだんですが、50種類もの中から説明書きを頼りに3種類を選び出すのは本当に大変でしたよ! できれば全部欲しいぐらいです(←欲張り!)。
有限会社武蔵野ワークス の香水は
>「日本の風土と日本人に合う香り」を追求していくと、実は日本の花がもっとも私たち日本人に愛される香りとわかり、次第に日本の花・和の花がテーマとなっていきました。
と紹介文に書かれている通りに自然で優しい香りがメインで、ヨーロッパ系のように突出した匂いが含まれていないので、どれも普段から身につけられるという安心感があるのです。
その中から今回悩みに悩み抜いて選んだのが、
「青山路 (セイザンジ)」:(せいざんじ)ウッディ・タイプ。微かな木の香り、深い森林のイメージ。ルームフレグランスにもOK
「フリージア 」:ミュゲ、リラ、ネロリ、イリス、ムスクなど多彩な香調で元気よく。ほのかに余韻を残す甘さ、本物のフリージアよりややグリーン感。賛否分かれる香り。
「菩提樹の花 (ボタイジュ)」:(ぼだいじゅ)菩提樹の花の香りを中心にライラック、ミモザなどを合わせました。黄色の花から漏れる独特な芳香、記憶に残る懐かしさ。
でした。
結構私、草花よりも木の方が好きみたいでございます。特に北海道のような冷帯の植生に惹かれると申しましょうか……具体的には「ライラック=リラ」とか「スズラン=ミュゲ」とかね、どうしても生まれ育った環境に咲いて香っていた花に戻っていくのでございますよ。
さて、自分一人で部屋にこもり、この3種類をテスター用にコーヒーのペーパーフィルター(濾紙)を細く切った物に少量ずつしみこませ、いよいよそれぞれの香りを確かる作業にとりかかりました。う~ん、これぞ贅沢ぜいたく♪
まずは「青山路」。
これはもう、さわやかですがすがしくて……夏用ですね、どう考えても。香りとしては良くてもさすがに今使うにはどうにも季節外れな感が否めないというか……来年の夏までとっておこう。
大雑把な印象でいうと、男性用のアフターシェーブローションなどに使われている香りから男臭さを抜いた感じですね。男性から性的な部分を消し去ったといってもいいです、あくまで香りとしての話ですが。
本当に植物的で中性的な……あれですよ、昔の少女漫画に出てくる美少年のイメージ。それもジルベールじゃなくってセルジュの方だな(←何の話だ)。
最初は清々しい香りなのに、最後に残るのが後をひく様な甘さというのもおもしろいですよね。初恋の甘さがいつまでも忘れられないという感じ?
香りの強い部分は比較的早く消えてしまうので、身につけるよりもルームフレグランスとして使う方がいいのかもしれません。家に居ながら森林浴の香りで気分転換にもってこいかも。
「フリージア」。
言葉では表現しようのない香りでした!
敢えていうならミステリアス。
>賛否分かれる香り
と書かれているのもむべなるかな。
なんていうかその……ちょっとしつこいような強い香りなんですよね。しつこすぎたり強すぎたりする直前でかろうじて自分を抑えてはいるものの、でもおさえきれない自己主張の強さがもれてくる、みたいな。
香りの第一印象はあまりよくないんですが、でもこの「フリージア」は香りがすごく持続して、そしてボトルから出した直後よりも空気に混じって時間がたってからの方がずっと良いイメージになるんです。慣れるとくせになる香りというのかな。私は好きになってしまいました。
フリージアは、アレンジメントに使うのにバケツ一杯ぐらいの花を部屋に持ち込むと空気の匂いがガラリ変わるので、それで初めて実は強い香りがあったんだなと分かるような花なんですが、ものすごく生命力が強いんです。アレンジメントでカットしてカットして、どんなに短くなった枝の先のつぼみでも、オアシスにちゃんと挿してやれば間違いなくその花を開く、そんな花なんですよ。目立たないようでいて、実はとても使いやすい花なのでフラワーアレンジメントの強い味方でもあります♪
そういうフリージアの花の人となり(?)にぴったり合ったイメージの香水なんだなとすっかり感動した次第。
「菩提樹の花」
「フリージア」の強く甘い香りのあとだとさわやか系の「菩提樹の花」はちょっと分が悪い感じかも……。味でいうなら甘みだけでなく酸味も聞いているという感じ。「フリージア」がネクタリンなら「菩提樹の花」はグレープフルーツかな。よく嗅ぐと意外と鮮烈な香りがします。
さわやかなようでいて、全然きゃぴきゃぴしていない。浮ついたところのない、落ち着きと奥ゆかしさを感じるあたり、さすがに「菩提樹」の名に恥じないということでしょうか。「菩提樹の花」ってどんな香りが知らないんですが、香りの中に樹木を感じるので、きっと花の咲いている森の中に迷い込むとこんな空気が漂っているのでしょう。
清々しさと年輪を同時に感じられる香りは、年齢を重ねても老いることのない、人の血も吸わない美しきヴァンパイア、エドワードにぴったりの香りかな? 決して派手ではないけれど、どこかスパイシーで刺激的。表面はひっそりと物静かなのに心の底では情熱に身を焦がしているような、そんな両極端をあわせ持つ香り、それが「菩提樹の花」でした。
香水の香りにどっぷりと身を浸しているのは至福の時、これぞ「贅沢な瞬間」そのものです。
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