シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

>アカデミー賞候補と呼び声が高い、クリント・イーストウッド監督の『インビクタス/負けざる者たち』のワールドプレ ミアが12月3日の18時(日本時間12月4日11時)にロサンゼルスで開催され、クリント・イーストウッド監督と親交の深い渡辺謙が夫人の南果歩ととも にレッドカーペットを歩いた。

 イーストウッド監督は、映画『硫黄島からの手紙』での渡辺謙を高く評価しており、再会を楽しみにしていたらしい。今後、渡辺を起用する予定につい て尋ねると「ぜひまたやりたいと思う。特に誰とやるというのは決めていないけれど、最終的にストーリー次第だ。謙は素晴らしいアクターだし、『硫黄島から の手紙』では、素晴らしい時間を過ごすことができた」と渡辺を絶賛した。


 一方の渡辺は、イーストウッド監督とはメールのやりとりはあるものの、会うのは『硫黄島からの手紙』以来とのこと。新たなイーストウッド監督から のオファーについては、「こんないい作品ばかり撮り続けて、そうそうにお呼びがかかることはないと思いますが、どんなことがあっても、いつでも、短いシー ンでも要請があったらぜひお受けしたいと思います」と謙虚なコメントながらもイーストウッド監督からのオファーを熱望しているようだった。また、果歩夫人 に「久々のレッドカーペットですか?」と尋ねると、渡辺と見つめ合い「ニ人で歩くのは久しぶりだね」とほほ笑み、夫婦仲むつまじい様子を見せた。


 また、映画『バットマンビギンズ』で共演したモーガン・フリーマンは、渡辺と果歩夫人と共に記念写真を撮る仲の良さ。「謙とはまた仕事をしたい」とモーガンも渡辺の人柄にほれ込んでいる一人のようだった。


 『インビクタス/負けざる者たち』は、アカデミー賞前哨戦と言われる米ナショナル・ボード・オブ・レビューにてクリント・イーストウッドが監督 賞、モーガン・フリーマンが主演男優賞を受賞している。4度のオスカー受賞を誇るクリント・イーストウッド監督に、また新たな栄冠をもたらす可能性は十分 ありえる。


 物語は1994年に新しく就任したマンデラ大統領が、アパルトヘイトにより人種差別や経済格差が依然として残っていることを痛感し、人々をスポーツを通して団結させられると信じて、弱小ラグビーチームの立て直しを図る感動物語。日本では2010年2月5日に公開。