12月9日18時22分配信 時事通信


 元俳優押尾学容疑者(31)の麻薬取締法違反事件で、飲食店従業員田中香織さん(30)が死亡した数日前にも、同容疑者が別の女性に薬物を渡していた疑いがあることが9日、捜査関係者への取材で分かった。

 押尾容疑者は数人の女性に「気持ちが良くなる」として薬物を渡していたとみられ、警視庁捜査1課は同容疑者をめぐるMDMAの使用・譲渡の実態を解明する。

 押尾容疑者は7月31日、東京都港区の六本木ヒルズのマンション一室で、ネット販売業泉田勇介容疑者(31)からMDMAを譲り受け、8月2日、同室で田中さんに渡したとして逮捕された。田中さんは死亡し、急性薬物中毒とみられる。